小説『ボーッとしていたら、過去に戻ってしまいました。』
作者:氷菓()

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〜ボーッとしていたら喧嘩を売られました〜

スイカを食べ終わり私は偉そうにゴッホンと咳をつく。(得に意味はない。)
「これからどうしようか....。」
私はスイカを食べ終わったあと一応部屋に戻っていた。
興味本位で辺りを見回すと勉強机の上には山積みになった夏休みの宿題とやらがあった。
恐る恐る宿題の中身を見ると数学...じゃなかった。算数の問題が何一つ解けていなかった。
筆算の問題がたくさんある。
「うわっ....めんどくさい..」
本音が口から溢れた。それと同時にある推理に行き着いた。
「筆算ってことは...小学..2年くらいか?..」
自分の欠片の記憶を頭の中で整理しながら片言で推理してみる。
まるで名探偵シャーロック・ブームズ...ではなく、コミン君になった気分だ。
説明しようコミン君とは......................

「って何考えてんだ!私ぃいいいいいいッ!」
頭をブンブンと振る。我ながらおかしい人だな、とつくづく理解せざるを得なかった。
ともあれ、小学二年生と判明したのは大収穫だ。
二年生...?あまり記憶が無い。
いや、記憶喪失とかの意味合いではないのだが...。
何か、頭こんがらがってきたな...。
よしっ!こう言う時は、寝るか!

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