小説『うつ病の彼とヤンデレな私。』
作者:どくたけ()

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「そうか、そんなにオレからのプレゼントが嬉しいのか。」

今度はトモさんがニヤニヤしている。

しかも、何かをたくらんでいるようなニヤニヤだ。

「あ、う嬉しいですけど。」

思わず後ずさりする。

しかし、その後ずさりはトモさんによって止められた。

ハルカの腰の辺りに手を当てて、下がれないようにする。

「あの、やめて?」

ハルカの訴えは効果がないようだ。

そのまま背中と頭に手を回す。

あぁ、まただ。

またトモさんの腕の中にいた。

「そんな嬉しい顔されたら……お前可愛いな。」

「だから可愛くないです、離してください。」

そう言われて、強く抱きしめられた。

ここまで密着していたら、頭突きもできない。

ハルカもトモさんの背中に腕を回し、そっと力を入れた。

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