小説『うつ病の彼とヤンデレな私。』
作者:どくたけ()

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昔のこともあるため、少しは手加減した。

バッチーーーーン!

手加減はしたが、とてもいい音が部屋に響く。

「えと、ちょっと加減足りなかったかも。」

苦笑いでトモさんの顔を伺う。

ほっぺたは少し赤くなっていた。

「ちょっとじゃないだろ!いってぇー…。」

頬をさすりながら、そう叫ぶ。

そして、

「いった!?」

ハルカのおでこにデコピンをした。

「仕返し。」

ムスっとした顔でそうつぶやいた。

いてて、とハルカはおでこを、トモさんは頬をそれぞれさする。

「あのさ、これはマジな話なんだけど。

やっぱりオレお前のこと好きなんだ。

付き合ってくれないか?」

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