小説『うつ病の彼とヤンデレな私。』
作者:どくたけ()

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急にまじめな顔をするから。

じっとハルカの目を見つめてくる。

ハルカはその目から、逃れることができなかった。

……あたしだって、嫌いではないんだよ。むしろ。

本音を抑えながら、こう言った。

「で、でも。メールはたくさんしていたけど!

会って二回目ですよ?こんな簡単に決めたら後で後悔します。」

「たしかにサイトで知り合って、二回しか会ってないなら警戒するよな。

でも本気なんだよ。わかってほしい。」

あぁ、その顔は反則だ。

どんどん引き込まれていく。

少しでも気を緩めると本音が出てきそうだった。

「お願いっ!これ以上近づかないで。触れないで。

……好きって言わないで。」

手でトモさんを制しながら必死に訴える。

しかし、トモさんは訴えを退けた。

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