小説『うつ病の彼とヤンデレな私。』
作者:どくたけ()

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「今日は何をするんですか?」

今日呼び出されたのは、トモさんがハルカに用事があるからだ。

「そりゃもちろん、キスするt……」

バッチーーーン!

ハルカのビンタが入る。

「あの、付き合ってるのにキス禁止とかひどくないか?」

「恥ずかしいんです!」

今日のビンタは前回よりもいい音がした。

トモさんは赤い頬をさすりながら立った。

「まぁよくないけど、いいや。えっとあれはどこに置いたかな……。」

そう言って、戸棚を漁る。

そしてなにやら不思議なものを出した。

「何ですか?これ。」

「これ指輪のサイズ測るやつだよ。」

作者の都合でその指輪のサイズを測る道具がどのようなものか説明は省略するが、どうやら指輪のサイズを測りたいらしい。

「な、なんで測る必要が……。」

嬉しいけど恥ずかしい。

ハルカは後ずさりした。

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