初めてトモさんとキスをした。
今まで何人かキスしたが、ここまで優しいキスは初めてだ。
まるで、トモさんの愛情に包まれているような。
嬉しくて大好きで、ハルカはトモさんを強く抱きしめた。
そしてゆっくりと唇が離れる。
その瞬間、トモさんと目が合った。
恥ずかしくて、思わずうつむいてしまう。
そんなハルカを、トモさんは優しく抱きしめた。
ハルカは抵抗せず、流れに身を任せる。
そんな様子を、ジト目で見つめる者がいた。
「なんだよきよえさん、嫉妬か?」
「へ?きよえさん、ずっと見てたの?」
きよえさんは知らんぷりして毛づくろいを始めた。
「ほら、もっとオレ達のラブラブ見せてやれよ。」
「うるさい!離れてください!」
そう言って、ハルカはトモさんから無理やり離れた。