「くそう……このツンデレめ。」
「まぁツンデレとはよく言われますけど。」
髪の毛をクルクルといじりながら、そう答えた。
トモさんはやれやれと頭を掻き、立ち上がって部屋を出た。
そしてすぐ戻ってきた。
手にはマグカップを持っている。
「コーヒー飲むか?」
「ブラック苦手なので、砂糖お願いします。」
「オレもブラック飲めないよ。」
そう言って、インスタントコーヒーと砂糖をカップに入れた。
そして部屋の冷蔵庫から水を取り出して、部屋にある電気ケトルに入れる。
お湯が沸いたところで、カップへ注ぐ。
トモさんはスプーンでコーヒーを混ぜた。
「ありがとうございます。」
そしてハルカはコーヒーに口をつけた。
「……薄くないですか?」
「え?……あぁミスった。」
コーヒーの味があまりしなかった。
「まぁガマンしてくれ。」
そう言いながら、二人でコーヒーを飲んだ。