小説『うつ病の彼とヤンデレな私。』
作者:どくたけ()

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[こんにちわー!ハルカであってるかな?
SNSから来た、トモですよ。]

さっそくメールがきた。

[こんにちわ。ハルカであっていますよ。
改めてよろしくお願いします。]

簡単な文章を打ち込んで返信を待つ。

ここからはいつもの内容だった。

なんでもないような内容につっこんだり、共感したり。

しかし、少しだけ違う部分もあった。

[彼氏とかいないの?なら俺様彼氏候補立候補しまーすw]

こんなふうに、なんだか押しが強くなっていた。

[私の彼氏ですか?あとで後悔するからやめておいたほうがいいですよw]

嬉しい言葉だが、そんな簡単に付き合えない。

せめてもう少し知り合ってからでないと……。

簡単に彼氏を作っていた過去。

それは後悔してもしきれないものだった。

だからこそ慎重に行きたかった。

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