小説『うつ病の彼とヤンデレな私。』
作者:どくたけ()

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家に着いて、パソコンを立ち上げた。

そしてパソコンから、SNSを開く。

そこには新着メールが届いていた。

メールを開いてみると、一通のメールがきていた。

[はじめまして、なるみんです。
そうですよね!○○(歌手名)さんの歌ステキで。
同じ趣味の方と出会えてうれしいです。
よろしくお願いします。]

「わぁ……。」

思わず声が出てしまう。

大学ではほとんど人と話すこともないため、同年代女子からのメールは嬉しい。

しばらく考えて、ハルカは返信した。

[ありがとうございます。
特に○○って曲は素晴らしいと思うんです。
なるみんさんは好きな曲はなんですか?]

そのときトモさんからのメールもきた。

[あのさ、お前って何曜日が空いてるとかないのか?
時間割あるんだろ?]

たしかに時間割はある。

しかしハルカの大学は私立の薬学部という特殊な大学だ。

基本的に午前中は9時から12時まで午前の授業。

これは必ず毎日ある。

そこに月曜日は3限にも授業。

火曜日から金曜日の午後は実習の時間になっている。

おもに実験や演習の授業の時間だ。

その午後の授業はない日も多い。

それはAクラスとBクラスで交互に行うからだ。

たとえば、ハルカのAクラスが実験をしているときは、Bクラスは放課というわけだ。

将来的にはAクラスが実験、Bクラスが別の実験というように、裏表で入ることになるのだが。

そのため、いつ空いているかは不定期だったりするのだ。

その旨をトモさんにメールした。

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