小説『うつ病の彼とヤンデレな私。』
作者:どくたけ()

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やってもやっても、成績が上がらない。

毎日のように聞く、先生の受験に関する話。

どんどん深い闇に落ちるようで。

気が付いたら闇に飲まれていた。

誰助けて……。

ハルカはSNSを開いて、こう投稿した。

[今とても辛いんです。
受験の圧力で押しつぶされそうです。
誰か助けてください。]

その投稿への反応はすぐに来た。

[どうしたの?大丈夫?
オレでよかったら慰めてあげるよ。]

ハルカはこの人に今までつらかったことをすべて話した。

[そっか、それはつらいよね。
もっと話聞いてあげたいから、直メしない?
オレのこれだからさ。]

もっとお話ししたら、この心は軽くなるのかな?

ハルカは何かから逃れるよう、この男性にメールをした。

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