小説『うつ病の彼とヤンデレな私。』
作者:どくたけ()

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ハルカはいろいろ話した。

[そっか、本当につらそうだね。
そうだ、オレが彼氏になってあげようか。
ハルカちゃんの辛いとき、寄り添ってあげるよ。]

ハルカは断った。

しかし男性の押しは強い。

[オレ本当にハルカちゃん好きになったよ。
こんなか弱い子、オレが守りたいんだ。
じゃあ今からオレはハルカちゃんの彼氏ね、決定♪]

ここまで押されると面倒になってきた。

ハルカは「はいはい」と思って適当に流していた。

すると男性はさらにこんなことを言い出した。

[じゃあさっそくデートしようよ。
○○ってコンビニ知ってる?
今度の日曜日、10時にそこで。
恋人同士だから、あんなことやこんなことしようね。]

心底思った、こいつマジで気持ち悪い、と。

[イヤです、やめてください。]

ハルカがそう返信すると、男性はこう返してきた。

[なに?オレ親切に話聞いたのに、ハルカちゃんそういう態度とるわけ?
デートしないなら、さっきもらった写真とアド、ばらまくからね?]

[ちょっと!やめてください!]

そんなことされたら、どうなるかわからない。

[じゃあ日曜日ね、よろしく。]

そこで男性とのメールは一旦終わった。

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