第五話 家完成
Side命切
「こんなもんでよかった?」
「いや十分すぎる位だよ」
俺の目の前には人里ではかなり大きい部類に入る家がある。
俺の家と言われたときは目を丸くした。
三時間ほど人里をブラブラしていただけで家ができるとは・・・恐るべし河童。
「ありがとな、にとり」
「いいいって、いいって、それよりも約束忘れるないでよ」
「了解」
「じゃあね〜」
そういってにとりは行ってしまった。
______________________________数週間後_______________________________
ここ(幻想郷)に来てかなりたった。
いまは人里で公演をして暮らしている。
まだ十六年ほどしか生きていないがこんな年でヴァイオリンで食っていけるとは思わなかった。
幻想郷最高ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ
Side霊夢
私の名前は博麗(はくれい) 霊夢(れいむ)ここ博麗神社の巫女よ。
今日もお賽銭はないし何もする事がないのでぼ〜〜〜〜っとしている。
「れいむううううううううううううううう」
「魔理沙?」
叫びながらウチの神社の庭に着地(というか追突)してきたのは霧雨(きりさめ) 魔理沙(まりさ)数々の異変を一緒に解決してきたパートナーだ。
「それでなんなのよ?」
「霊夢、今金に余裕あるか?」
「この前、いろいろ異変解決したから結構あるわよ〜」
「じゃあ人里に一緒に行こうぜ」
「なんで?」
「今『ヴぁいおりんにすと』とかいうのの外来人がいて、それの演奏が人里で大人気らしいんだぜ、一緒に行かないか?」
「いいわよ、暇だし」
「そうと決まれば早速行くぜ〜」
_____________________移動中______________________________
「これが今話題の外来人の公演会場だぜ」
「ふうん」
受付で金を払い中に入る。
「かなり広いわね」
「噂によると河童が作ってくれたらしいぜ」
中に入って席に座る。すると隣に席に見知った顔がいた。
「あれ?文じゃない」
「あややややややや霊夢さんと魔理沙さんではありませんか」
こいつは射命丸(しゃめいまる) 文(あや)妖怪山住む自称清く正しい鴉天狗だ。
「で、どうしてここに?」
「そりゃ今話題の外来人に取材しに行くに決まっているではありませんか」
「お!始まるっぽいぜ」
__________________________キングクリムゾn・・・・____________________________
「うまかったな!」
「たしかに」
「じゃあ私は取材なので」
「文「なんですか?」私も一緒に行っていいか?」
「え、霊夢さん一緒に来るんですか?」
「暇なのよ別にいいでしょ」
「霊夢も行くなら私も行くぜ」
「まあ、いいですけど取材の邪魔しないでくださいね」
Side命切
ここ(幻想郷)に来てから自分で言っちゃあなんだが物凄く稼いでる。
外の世界で十六歳でこんなに稼いでる奴はいないだろう。
一日に午前と午後の二回しかやってないがそれでもかなり稼いでいる。
大事なことだからもう一度言おう俺はヴァイオリンで物凄く稼いでいる
なのに・・・・なのに・・・・
「じゃあ命切さんこれだけもって行きますね」
永遠亭の借金が減らないのはなぜだ?
今、俺は家で優曇華に売り上げの何割かを渡している。
「毎週毎週かなり稼いで払っているのに利子でほとんど食いつぶされているのはなぜだ」
「まあ五割ですからね・・・。じゃあ私行きますね」
と言って帰ってしまった。
「さて今日の公演はこれで終わりだし、今から何しよっかな〜」
そんな事を言いつつ庭を見ていたら庭に何かが追突した。
「どうも清く正しい射命丸 文です」