小説『とある東方の弦楽器』
作者:のださん(のださんさんのマイページ)

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    第六話 取材
Side命切

「それで話をまとめると」

俺の目の前には射命丸(さっき言ってた)と紅白の巫女と白黒のエプロン姿の魔法使いがいる。
紅白の巫女は博麗 霊夢だろう。
異変解決のエキスパートだというのをきいたことがある。
白黒の魔法使いは霧雨 魔理沙だろう。
博麗 霊夢の相棒で一緒によく異変を一緒に解決していると聞いている。

「取材をするためにきたと「はいそうです!!」だったら・・・三人とも普通に玄関から入ってこいよ・・・」

この三人は玄関から入ってこればいいものをわざわざ庭からきたのだ。(と言う不法侵入)

「てなわけで取材受けてくれますか?「いいけど」よっしゃ
『今話題人里のヴァイオリンニスト』これで文々丸(ぶんぶんまる)新聞の一面は決まりですね!!!早速行きましょう『貴方の能力は何ですか』」

「俺の能力は『どんな曲でも作曲する程度の能力』と『どんな曲でも弾ける程度の能力』だ」

「いまいち実感わかないんですけどどういった使い方をするのですか?」

「例えば『聞いた人の気持ちを楽しくする曲』を作曲してそれがどんな鬼畜楽譜でも引くことができる。
「なるほど」あと『弾幕を張る曲』とか『身体強化の曲』とかもあるぞ。」

「もしかして『地球を破壊する曲』とか作曲できます?」

「いや無理だ、自分がイメージ出来るものじゃないと、でも一度見た物なら作曲できるぞ」

「他人の能力は作曲できますか?」

「出来るけど物凄く体に負荷がかかる。「どのような?」そりゃあ内臓系ボロボロになったり、吐血したり」

「もしかして今貴方が人気なのは『人気が出る曲』を弾いているからですか?」

「いや、これは能力に頼っていないよ。正真正銘俺の実力さ」

「『そのヴァイオリンは特別製なんですか?』」

「母さんが持ち主の意思で出し入れできるようになってるよ。こんな風に」

そう言ってヴァイオリンケースから出てくるヴァイオリン。

「『幻想郷に来て一番驚いたことはなんですか?』」

「やっぱり妖怪とか霊力とかは驚いたけど一番驚いたのは河童の技術だね」

「河童のですか?」

「そうそう、この前にとりの所にヴァイオリンケースの改造頼んだら、百パーセントの防水ようになった
のが一番驚いたね」

「『命切さんは弾幕ごっこ強いですか?』」

「俺は・・・・・争いが嫌いだ・・・・いろいろあってな」

「あややややややや!なにか深い事情があるようですね。
じゃあ次の質問です。命切さん貴方は外来人ですよね?「そうだが?」『外の世界』の生活はどんな物でしたか」

「それは私も聞きたいぜ!」「私も」

俺の『外の世界』の生活。
思い出されるのは・・・あの地獄のような理不尽で満たされた世界

「あややややや?どうしたんですか?そんなに言いたくないものならいわなくていいんですよ?」

「いや話すよ。俺の親は俺が五歳の時に死んじまった。母さんは有名らしいじゃん
「「「???」」」母さんの下の名前霊姫って言うんだけど知ってる?」

「「「ゑ?」」」

目の前の三人がフリーズした。

「「「えええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!????????」」」

「うわっ」

三人は身を乗り出しこっちに迫ってくる。

「嘘でしょ?!え、あの安倍家の?そんな事があるはずないでしょ?」「いや本当だけど」

「今、話題のヴァイオリンニストはあの大陰陽師 霊姫の息子?!これは大スクープですますよ?!」

「母さんはそんなに凄い人なのか?」

「知らないのか?安倍 霊姫と言えば知らない妖怪がいない位の有名人だぜ!!!」

そういえばそんな事を紫さんが言っていたきがする。

「あの人が母親とは、どんな生活を送っていたんですか?」

「あぁそれは」

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