小説『とある東方の弦楽器』
作者:のださん(のださんさんのマイページ)

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 第七話 過去

「親が死んだ原因は表向きは電車の横転事故だった。」

_____________________十年前______________________________
命切当時5歳
○月△日とある電車が横転事故を起こした。
その電車はどんなことが合ってもどんな速度を出しても倒れないといわれた電車だった。
しかし今たった今俺が乗っている電車は倒れた。

「チィやっぱりきたか」

「父さん?やっぱりきたってどういうこと?」

「全く、しつこいわねぇ」

「母さんもどういうこと?ねえってb、うわぁぁぁぁ」

母さんに質問使用とした瞬間電車から炎が上がった。それと同時に岩が飛んでくる。

「「命切、危ない!!!」」

「母さん、父さん!」

母さんと父さんを思わず見てしまった。
しかし俺は見るのをすぐ後悔する事となった。
一番最初に見えたのは血だらけの両親だった。

「霊姫そっちはどうだ?」

「左足と右腕をやられたわ。やっぱり地脈の攻撃ね。そっちは?」

「下半身が全部吹っ飛んだよ。なかなかやるじゃないか。あいつ、もう俺死ぬぜ」

「父さんどういうこと死ぬってどういうこと?ちゃんと説明してよ!?」

「いい命切良く聞きなさい、母さんたちはもうすぐ死ぬわ。「そんな母さん」」

「てなわけで、このヴァイオリンを頼む。あと俺みたいな悪人になるな、お前には人に余る力がある。そ
の力は他人に助けるためと自分が決めた絶対のルールに使え。あとどんな命を救ってしまうような強い奴になってくれ、さあ早く行け!!!」

「そんな母さん、父さん!」

「チィ、霊姫!俺が壁を空けるから何とかしろ!!!!」

「分かったわ、命切ちょっと痛いけどガマンしてね」


そういうと母さんの残った腕と父さんの両手から『なにか』が飛び出した。
父さんの『なにか』は電車の壁を壊し、母さんのは俺を空けた壁をに押し出していた。

「母さん!父さん!」

俺が最後に見たのは父さんと母さんが殺されている(・・・・・・)姿だった。

___________________________________________________________


「あの時、俺を助けた母さんの『なにか』は霊力だった。父さんのは分からない。
そして両親が死んだ本当の原因は電車の横転なんかじゃなくて他殺だった。
あとで人に言っても子供だからってことで信じてもらえなかった。
それから学校に入り、俺は父さんの遺言の通りに生きてきた」

「それって『誰でも助けれるような人になれ』ってやつですか?」

「あぁ、そしてある日事件が起こった」

「事件?」

___________________________八年前__________________________

ここはとある小学校ここではひとつの噂が広がっていた。
それはここらへんの地域で通り魔が小学生を襲って傷つけているという話だった。
警察も目を光らせ、護衛に当たっていたが事件は続いていた。
そんなある日その殺人魔が病院に送られたと言う情報が警察に届いた。
警察はすぐ病院に駆けつけた。
そこにいたのは半殺しの通り魔と少年だった。
話によると友達と帰っていたら襲われたのでこの少年が撃退したと言う話だった。

___________________________________________________________

「その少年って」

「あぁ、俺だ。母さんの血筋のせいか俺の身体能力は物凄く高くなっていた」

「いい話じゃないですか」

「ここだとな「?」考えてみろただの小学生が大の大人を半殺し、そんなのが普通の目で見られると思う
か?」

「思いません」

「それから俺はずっと苛められてきた小学校だけじゃなく中学校でも・・・」

Side射命丸
私は今人里で話題のヴァイオリンニストのところに霊夢さんと魔理沙さんと取材に来ています。
それで命切さんに外の世界の事を話してもらったんですが。

「ちょっと用があって私帰るわ」

「いやいやお前は今日暇だって言ってたじゃないか。私は用があるので帰るぜ」

「いやいや魔理沙さん置いて行かないでください。このお菓子あげますので」




必死にこの場所から離れようとしていた。

「私はこの記事をまとめないといけないので帰りますね」

「じゃあ私にこんな死んだ魚のような目をした奴と一緒にいろと?胃に穴が開くわよ!」

「私もごめんだぜ、というか射命丸が外の世界ではどんな暮らしをしていましたか、なんて聞くのが悪い
んだぜ」

「たしかにそうですが。そんな理由で私を置いて行かないで下さい!」

「あ、今私の神社にお賽銭が入った気がするわ!じゃあね〜」

「ちょっと!博麗神社にお賽銭くるわけないでしょう!」

しかし霊夢さんは矢のような速度で行ってしまった。

「おおっと、誰かに呼ばれているような気がするぜ。じゃあな」

「ちょっとーーーー。私を見捨てないで下さいぃぃぃぃぃぃ。それと誰かって誰ですか?!」

「ごめん無理」

「魔理沙さーーーーん」

うぅ魔理沙さんも行ってしまわれました。

「あれ?二人は?」

よっしゃああああ!ここで命切さんここで復活!これで勝つる!
あとは取材切り上げてさっさと帰ればいい。

「用があると行ってしまいました」

「そうか。ところで射命丸だったけか「はい?」今暇か?ちょっと頼みがあるんだけど」

「えぇまぁ」

しまったぁぁぁぁ
何言ってんだ私ぃぃぃぃぃぃ
さっさと帰るって今さっき考えてたではないかぁぁぁ
しょうがない・・・その頼みとやらを聞いてさっさと帰ろう。

「それでなんですか。頼みって」

「あぁそれは」

-7-
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