「嘘だ!!ありえない!!」
照火は間髪入れずに否定した。
(自称)神様は、相変わらず笑顔だ。
「だって・・・、だって、神様はもっと・・・こう、なんていうか・・・」
「照火・・・・・・神様に向かってそんな事言っちゃだめだよ。それに、照火の神様像は、あくまでも現世での神様像でしょ。これが現実だよ」
「・・・・・・・・・」
こんな小さな小学三、四年生ぐらいにしか見えない男の子が神様・・・。空想と現実の相違は大きいらしい。
「あはははは。まぁよくいわれるから気にしてないよー。それと、さっきの試験合格だよー」
「かるっ!!」
なんだかあまりにも軽く言われたのでムカッとなる。こっちは真剣に悩んでたのに・・・・・・。
「うん、軽い?まぁいいやー。んじゃ、お望みどおりのことをしてあげるよ」
神様(確定)は指をぱちんと鳴らそうとした。
が、・・・・・・。
「・・・・・・・・・・・・(汗)」
からぶった・・・というか鳴らなかった。
「え・・・、えっと。雀鵺摩塑羅(からやま そら)と暁真波(あかつき まな)を呼んで」
神様がそういうと、唯はこくりと頷きどこかへ行った。