小説『死神のシンフォニー【完結】』
作者:迷音ユウ(華雪‡マナのつぶやきごと)

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「嘘だ!!ありえない!!」

照火は間髪入れずに否定した。

(自称)神様は、相変わらず笑顔だ。

「だって・・・、だって、神様はもっと・・・こう、なんていうか・・・」

「照火・・・・・・神様に向かってそんな事言っちゃだめだよ。それに、照火の神様像は、あくまでも現世での神様像でしょ。これが現実だよ」

「・・・・・・・・・」

こんな小さな小学三、四年生ぐらいにしか見えない男の子が神様・・・。空想と現実の相違は大きいらしい。

「あはははは。まぁよくいわれるから気にしてないよー。それと、さっきの試験合格だよー」

「かるっ!!」

なんだかあまりにも軽く言われたのでムカッとなる。こっちは真剣に悩んでたのに・・・・・・。

「うん、軽い?まぁいいやー。んじゃ、お望みどおりのことをしてあげるよ」

神様(確定)は指をぱちんと鳴らそうとした。

が、・・・・・・。


「・・・・・・・・・・・・(汗)」

からぶった・・・というか鳴らなかった。

「え・・・、えっと。雀鵺摩塑羅(からやま そら)と暁真波(あかつき まな)を呼んで」

神様がそういうと、唯はこくりと頷きどこかへ行った。

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