小説『FAIRY TAIL 樹の滅竜魔道士』
作者:もっちー()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

第三話 ララバイ


列車内


「「ぎぼぢ悪い」」


ナツとカレンが二人ともダウンしている。


「ナツ、隣に来い」


「あい...」


エルザはそう言うとナツの頭を自分の鎧にぶつけ気絶させる。


「「(何も見てない何も見てない)」」


「グレイ助けてー」


「くっ付くなよ」

    
カレンは隣に座っているグレイに助けを求める。


「マジで離れろ、いろいろとまずい所が当たったるって」


「?どこも危なくないよ?」


「カレンって結構天然よね...」


「ルーシィは変だよね」


「傷つくわぁ」


「話が進まねえな」


エルザはすばやい手刀でカレン気絶させる。


「「(うわぁ...)」」


エルザが話しを切り出す。


「仕事先で闇ギルド鉄の森のエースのエリゴールが『ララバイ』というのを使って何かする気なのを耳にしてな。」


「闇ギルド...」


「ルーシィすごく汁(しる)でてるよ」


「汗(あせ)よ!!」


「くそ...不覚だったあの時エリゴールの名に気づいていれば、全員血祭りに上げたものを...」


「ひいいぃぃいいぃ!!」


「じゃあ今からやることは...」


「鉄の森に乗り込む、ギルド丸ごとひとつ相手にするからお前たちに来てもらった。」


エルザたちがオニバス駅で列車を下りた後、ハッピーがあることに気づく。


「あれ?ナツとカレンは?」


「「「あ・・・」」」


そして列車は行ってしまった。


列車がオニバス駅から発車してから少し経ったころ列車内では...


「おい、ガキが正規ギルドだからって調子に乗るなよ。お前らを見ているとむかつくんだよ!」


そういって男はナツの顔を踏みつえる。


「てめぇ何もんだ!」


「俺は闇ギルド鉄の森のカゲヤマってんだ、俺らお前らの事なんて呼んでるか知ってるか?」


「・・・」


「ハエだよ、ハエ。」


カゲヤマが高々と笑っている脇でカレンはぐっすり眠っている。


すると突然列車が止まる。


「散々バカにしてくれたな、今度はこっちの番だ。」


 「火竜の鉄拳!!」


 「ガードシャドウ!!」


二人がぶつかり合う音でようやくカレンが目を覚ます。


「あれ?止まってる、着いたのナツ」


「やっと起きたかカレン!おせーよ。どうやら置いてかれたっぽいぞ」


「ええええぇ!?みんなひどいなー、ところでこの無個性君は友達?」


「ちげーよ!この状況見r「あの笛何?」ん?知らん」


「見たな!!」


その時アナウンスが流れる。


ただいまの急停止は誤報によるものでした。間もなく発車します。


「やばっ!逃げるぞカレン」


ナツとカレンは荷物を持ち列車を降りようとする。


「鉄の森に手を出してただで済むと思うなよ。」


「それはこっちのセリフだ!フェアリーテイルに喧嘩売るなら覚悟しろよ!」


「じゃあねー」


二人列車を飛び出す。するとちょうどエルザたちが魔道四輪車で追いかけて来てくれていた。


「おーい」


カレンは魔道四輪車の上にいたグレイに勢いよく抱き着つき、ナツはカレンが右手からつるを出しキャッチする。


「うわあぁ!?」


ようやく全員そろった。


「よくも置いてきやがったな!」


「すまん、いろいろと考えていてな。」


「そういえばさっき変な奴に絡まれてさ。確か鉄の森だったけな?」


「馬鹿者!私たちの目的はそのギルドだ。」


「そんな話したっけ?」


「「(あんたが気絶さしたんだろう。)」」


「なんか特徴ねえのか?」


「そういえばその人三つ目の髑髏笛もってた」


「それ知ってるかも!『ララバイ』死の歌、死の魔法よ!」


「「「「「!?」」」」」


一方次の駅のクヌギ駅ではカゲヤマとエリゴールが合流していた。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

書き方を少し変えてみました。
コメント待ってます!

次回「鉄の森VS」でお会いしましょう。

-3-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える