第二話 リンク・スタート
俺は一カ月ではあるが、二人の師匠の元でよく学んだ。
「有難うございました」
「もう少し教えたかったが、そちらにも都合があるようだし、ここまでとしておこう。だが、忘れるな。キミはまだ完璧ではないことを」
「おいおい、アーチャー。そこまで厳しくすることはねぇだろ。まぁ、俺から言えることは一つだ。常に自分を磨け」
「はい。師匠」
俺は二人の師匠にもう一度頭を下げ、そのまま俺は転生した。
転生中………
光の奔流が収まったので、目を開けてみると自宅に居た。
階段もあると言う事は、一軒家か?
俺は家を見て回った。
すると、リビングに“ソードアート・オンライン”に入る為の機材―――“ナーヴギア”が置かれていた。
その他にも、『七ツ夜』に『真紅の執行者』など俺が持つべきモノが送られており、家の家賃とかは問題ないとか諸事情が書かれていた。
「俺の設定は21歳の青年ね………。っと、いけない手紙の内容によれば、あと15分までに始めねぇと物語に加えられないみたいだし、急ぐか」
俺は“ナーヴギア”を取り出して、よく読んだ後、頭に被った。
「さて、どんな世界を見せてくれるのか、実に楽しみだ」
俺はこれから起きる大事件と世界に心を躍らせながら、始まりの一言を告げた。
「リンク………………スタート!!」
―――あとがき―――
いつもなら、二話か三話目でキャラ設定を入れていますが、今回はデスゲームが始まりの鐘を告げるまで出しませんので、もう少しお待ちください。
次々話ぐらいには出しますので。
【追記】
タイトルを付けていませんでした。