小説『リトルバスターズ これが僕の第二の人生』
作者:零識()

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五話




「それじゃあたくさんの転校生が来たから一時間目は自己紹介と質問タイムにする。
まず転校生からやってもらう。
まず最初に望月!!」

「望月綾時です、わからない事が多いので教えてくれると嬉しいです。
よろしくね♪」

「次は私か…三枝葉留佳です。
好きなものはみかんとかです。
よろしくお願いします。」

「二木佳奈多です。
名字は違うけど葉留佳のお姉ちゃんです。
一年間よろしくお願いします。」

次は僕か…

「一花一樹です、よろしく」
たぶんこれでいいだろう…
「それじゃあ廊下側から順に自己紹介しろ!!」

さてどんな人がいるのか…
「井ノ原真人だ、趣味は筋肉だぜ、よろしくな!!」

………いきなり原作の主要キャラかよ!?
しかし趣味が筋肉…?

「真人、それを言うなら筋トレじゃないの?」

「うぉぉぉぉぉ!!
間違えたぁぁぁぁぁぁ!!」

「やっぱりこいつバカだ!!」
「アホだな」

「あほね」

「……………」

あれ、おかしいな、まだ自己紹介もされて無いのに何人かの名前がわかるよ?
っていうか本来ここにいたらおかしい人がいませんか!?

「うるさいぞ井ノ原
早く次のやつ自己紹介しろ!!」

西村先生が催促をしてからしばらくすると…

「直枝理樹です、よろしくお願いします。」

やっぱり真人に指摘したのは我らが主人公、直枝理樹君か………

「宮沢謙吾だ、剣道をしている、よろしくたのむ。」

…………わかってたさ、ああわかっていいるさ。
要するに剣道を取るとバカだろ

「棗鈴…よろしく」

ふむ…予想通りの自己紹介だな…

「古式みゆき…弓道をやっています、よろしくお願いします。」

………まあ本人達が知らないだけで可能性が無いわけではないか…

「朱鷺戸沙耶です♪
好きなことはスパイごっこと学園探偵スクレボです。
よろしくお願いします♪」

アウトォォォォ !!
えっなんでいや別にいいけど、物語的にやばくないの!?
つうかそれでも沙耶でなくてあやの方じゃないの!?

「(あれ、なんで朱鷺戸沙耶ちゃんがこの時期にいるの?
介入によってうまれたイレギュラーの中には彼女はいなかったような・・・)」

「自己紹介も終わったな。
次に質問があるやつは挙手をしろ」

「はい!!」

「………何故ここにいる棗兄」

「転校生が来るって聞いたからな」

「………それで?」

「そんな面白そうな事に俺が首を突っ込まない訳が無いじゃないか!!」

「………はぁ」

「という事で転校生達、
俺の名前は棗恭介。
お前らから見ると1つ先輩だな。
そこにいる鈴の兄貴になる。
よろしくな」

…………この歳ですでにここまでの行動力があるのか。
末恐ろしいな…

つうか葉留佳がなんか尊敬の眼差しを棗兄に向けてる気がするけど気のせいだと思いたい。

「それで?棗兄は転校生になにが聞きたいんだ?」

「質問というよりは勧誘だな。」

「「「「「は?」」」」」

「おい恭介…まさか!?」

「転校生諸君。」

そのあと棗兄は俺が予想した中で一番当たって欲しくない台詞を言い放った

「リトルバスターズに入らないか?」

-6-
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