小説『GUNHUNTERGIRL』
作者:sola(gunhuntergirl)

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春休み放浪編
109話 外道ハンター




村から追い出された後、
私は日が暮れたので月日を浴びながら
すぐ近くの川で野宿のためにたき火をして
川で取った魚を焼いていた。

「はあ・・・・なんでこんなことに・・・」

私は焼き魚を齧りながら呟いた。

確かにハンターを嫌う人はそれなりにいるけど
村全体であそこまで嫌うとなるといったい何があったのやら

「あの村でハンターがなんか
とんでもないことをやったのかな?
あなたは何か知りませんか?」

私はさっきから隠れている人に向かって言った。
すると木陰から17・18位の女性が現れた。

「いつから気付いていたんですか?」

木陰から出てきた女性は私に聞いてきた。

「初めからですよ
私が村から追い出された時から
ずっとあなたが私を尾行していたのに気付いていました」

「そうですか・・・・私はリズといいます」

「それでリズさん
なんで村の人達はあそこまでハンターを嫌うんですか?」

「それは・・・・・」

わかりやすく話すとこの近くにある古い屋敷に
ハンター達が住んでいるらしい。
そして、彼等によってクライズタウンの連中から
この周辺の村は守られているのだが
見返りとして村中から大量の金や食料を
持っていったりとやりたい放題していて
警察に頼もうにも彼等のリーダーはプロハンターで罪に問えなくて、
しかも、下手すると抑止力がなくなり
賊達が村々を襲いまくる可能性があるため
何も手を打てないのだ。
そのため、この辺りの人達は

「皆、ハンターを嫌っているわけね・・・」

私は納得した表情で呟いた。

「はい、すいません・・・あなたは関係ないのは
わかってはいるんですけど・・・・
あいつ等に怒りをぶつけられないから
皆はつい八つ当たりを・・・・」

(まあ、仕方ないよね・・・・・)

私はそれなりの事情や理由があるので
許してあげることにした。

「それでお願いがあるんです!」

「あいつ等をどうにかしてほしいんですね」

「はい、そうです・・・・」

私も彼等は気に入らないので引き受けることにした。
というか放っておいたらハンター全体の名誉に関わる
問題になるかもしれないしね。

「しっかりと懲らしめておく必要がありますね・・・・・」

やることを決めた私はすぐに行動に移すことにした。





同時刻、さっきチェリッシュが追い出された村に1人の男がいた。
男は白黒の変わった服を着ており異様な雰囲気を出していた。

「さて元凶を捕らえるとするか・・・・」

男はそう呟き村の中に入っていった。

その直後

「な、何だ!?お前は!!?」

「大人しくしてもらおうか・・・・」

「て、てめえーーーー!!!」

村から多数の怒声が聞こえそれからそれはすぐに

「ゆ、許してくれぇ!!
や、止めてくれ!!
ギャアアアアアアアアアア!!!」

大きな悲鳴に変わり
そして、村は静かになった。



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