小説『GUNHUNTERGIRL』
作者:sola(gunhuntergirl)

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春休み放浪編
115話 可愛い新人ハンター×最近の出来事



私達はキースさんの同期のハンターのことを話していると
その話題の人物が慌てている感じで現れた。

「ど、どうも・・・・あたしはクリネア=ミケロッティといいます
よ、よろしくお願いします」

彼女アイラは緊張気味でおどおどしながら健気に挨拶をした。

「ちなみに念についてはもう説明してるぞ
といってもまだ纏だけだけど」

キースさんは付け加えるように言った。
すると顔が真っ赤のゴ―グさんが

ゴッ!

「痛でっ!」

軽くキースさんに拳骨を落とし

「おいおーい、キースゥ・・・・・
オメエも能力の発はおろか
まだ基本の四大行や凝を会得してねえだろぅ・・・・
未熟者が何言ってんだぁ・・・・ウィ〜
全く。お前は肉体は頑丈でも
精神は未熟で・・・・・・」

「す、すみません
というかもう勘弁して下さい・・・・・」

軽く長―――い説教を開始した。

(まあ、とりあえず私はあの2人は放っておいて
クリネアさんに自己紹介をするとしますか)

私はカールさんが運んできた料理をチラチラと見ながら
クリネアさんの所に向かった。





お互いの自己紹介を済ませた私達は
カールさんが作った美味しい料理を食べながら談笑していた。

「へぇ〜、チェリッシュさんは一つ星なんてすごいですね」

クリネアさんは料理を口にしながら驚いていた。

「まあね・・・・・でも、その称号を得るために
かなーり死にかけたり苦労したりしたけどね・・・・」

私はマーズを主に沢山の犯罪組織との戦いを思い出しながら言った。

「それにしても本当に星を得るのは大変なのねぇ・・・・
283期の私達は今プロハンター歴3年だけど
それで星を持っているのはチェリッシュちゃんだけだしねえ・・・・」

「まあそう簡単に星を手に入れられるようじゃ
それは称号にならないと思うよ」

レイラさんは窓の外の街の風景を眺めながらしみじみと言い
フィナンシェは称号なんて簡単に手に入る物じゃないと力説し
それでレイラさんは「ま、そりゃあそうよね」と
納得したように呟いた。

「そういえば皆さんの仕事の調子をどうですか?」

私はなんとなく気になり皆に聞いてみることにした。

「まあ儲かってますけどゴ―グさんが怠けてますんで
それほどじゃないですね」

キースさんはソファーに横になって
いびきをかきながら眠っているゴ―グさんを見ながら答え

「んー、あたしは最近はお姉ちゃんと行動を共にしないで
1人で千耳会から依頼を貰って懸賞金マネーハンターをして
まあボチボチかな」

フィナンシェは頭をかきながらのんびりと答えた。

「レイラさんはどうでした?」

私はレイラさんに顔を向けて聞いた。

「私はここ数年は仕事よりも修行が中心だったわ
カイトさんと未開の地を回ったり、
金稼ぎと一石二鳥だから天空闘技場に行ったり、
世界樹に登ったりといろいろやってたわ・・・・・」

「へぇ、天空闘技場ですか・・・・・
あたしも金稼ぎと修行のために行って「止めておいた方が良いわ!!!」
え・・・・・」

いきなりレイラさんが大声を上げたので
私やフィナンシェやクリネアさん
いやここにいる全員が驚いたりして反応した。(特にキースさんとクリネアさんがビクッと青い顔で)

「あ、ごめん大声出して・・・・
実は今天空闘技場には悪魔がいてね・・・・」

「・・・・・・悪魔?
それって・・・・まさか・・・・・」

私はその言葉を聞いてそれが何者かなんとなく想像できてしまった。
というかあのマッドピエロしかいない。
とりあえず私はレイラさんに確認してみることにした。

「あの〜、その人ってもしかしてヒソカという奇術師じゃ・・・・」

「・・・・・ええ、そうよ!
その様子だとチェリッシュちゃんも
あいつの恐ろしさは熟知しているようね」

「ええ・・・・・」

(まあ、ブッチギリでやばすぎる危険人物ヘンタイだからね・・・・)

そんな感じで私はレイラさんと話していると

「あの〜、いったい何の話なの?」

「あ、あたしも何が何だかで話についていけないんですが・・・・」

「お姉ちゃん、何者なの?ヒソカって?
とてつもなくやばい人だというのはわかるけど」

「ヒ、ヒソカって・・・・あの変態のことか?」

とりあえず皆にも話しておきますか
とてつもなく反応しているキースさんと一緒に

知っているか知らないかで
遭遇した際の生存率に大きく関わるだろうしさ。



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