小説『GUNHUNTERGIRL』
作者:sola(gunhuntergirl)

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春休み放浪編
116話 危険人物のお話×緊急依頼×フラグ




私とレイラさんとキースさんはヒソカという奇術師は
どれほどの危険な人物か説明した。
はじめは皆、普段の普通の表情だったが
話を進めていくにつれて顔を青くしたりポカンとしたり渋い顔になったりと
三者三要の感じになった。

「ものすごくヤバイ危険人物だね・・・・・
そのヒソカって人は・・・・」

カールさんは話を聞いてポツリと呟いた。
その呟きは小声だったのになぜかこの部屋に響いた感じがした。

(うん、それにものすごく同意するよ・・・・・・・)

私はカールが言ったことに心の中で大きく賛同した。





「とにかくヒソカはかなりの戦闘狂の男です
奴に目を付けられたら色々な意味で面倒なことになるので
今は天空闘技場に行かない方が良いでしょうね・・・・・」

私の言葉に皆無言で頷いた。
本当、皆話がわかる理解がある人で良かったよ。

というかそれが理由で行かせたら十中八九で
妹は奴に目を付けられるだろうから
フィナンシェを天空闘技場に行かせなかったわけだし

私はそんな感じに過去のことを考えていると

「なあ・・・・・この話はここまでにしないか
なんか暗い雰囲気になっちまったしよぉ・・・・・」

「そうですね・・・・」

「せっかく宴会にきたんだから楽しまないとね!」

いつの間にか酔いが醒めたゴ―グさんの言葉で
皆、楽しい食事に戻り始めた。





「あー喰った喰ったぁ!」

「うん、満足満足」

その後は特に変わったことがなく食事会は終了した。
後片付けを終えた後、皆満足そうに帰ろうとすると

「あー、また、いつもの面倒事のイベントは起きるんじゃないかと
一時はどうなるかと思ったけど、
とくに問題やトラブルは起こらなくて良かったぁ良かったぁ」

「「「・・・・・・・・」」」

「あのゴ―グさん・・・・」

「ん・・・何だ、チェリッシュ?」

「そんなフラグは要りませんから
そういうことは言わないで下さい」

「はぁ、フラグ?」

ゴ―グさんはポカンとしてしまった。

そして、そのゴ―グさんのフラグ発言のせいで

♪〜♪〜♪〜

「ん、電話ですよ、ゴ―グさん」

「おう、ん、これは・・・・
と、とにかく・・・・・」

ピッ

「あ、はい・・・・いったい何が?
・・・・はぁっ!!」

「なんか面倒なことになってきたね・・・・・」

「私もそう思うわ・・・・・」

私とレイラさんはゴ―グさんの驚いた顔を見て呟いた。
そして、電話を終えたゴ―グさんは

「この近くにある念能力者の犯罪者を収容する監獄から
脱獄囚が出たらしい・・・・
それでハンター協会からすぐ近くにいるプロハンターの俺達に
その脱獄囚の緊急の捕縛依頼が出た!!」

ゴ―グさんのフラグ発言のせいで
マジで面倒なイベントが発生してしまったことに
私は大きく頭を抱えながら仕事の準備に取り掛かった。



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