小説『GUNHUNTERGIRL』
作者:sola(gunhuntergirl)

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天空闘技場編
12話 天空闘技場5


チェリッシュは呆然としていた。

(まさか、こんな所で初の原作キャラ遭遇するなんて・・・
まあ、この人は原作キャラの中ではかなりまともな方だから
いいけど)

「おい、大丈夫か?」

「あ、すいません。あなたからすごいオーラを
感じ取ったので・・・」

(さすがあのジンの弟子なだけのことはあるわ。
オーラの総量は私の数倍ありそう・・・)

「そうか・・・
言っておくが俺は相手が子供でも手は抜かないからな。」

「はい、よろしくお願いします。」



「始め!」


両者が飛び出したのは同時であった。

 そして、その動きは何れも常軌を逸するレベル。

もし、この場に第3者がいたとして、そのものが一般人であれば、

否、相当に鍛えた武術家であっても常識の範囲にとどまるものであったのならば

2人の姿を捕らえることはできなかったであろう。

それができるのはこの2人と同じような非常識の域の達人のみで

2人の速さはそれ程のものであった。



「バーストブレッド」
私は念弾を放つ

「ふん」
カイトはそれをかわしたが

「喰らえ」
撃った念弾の軌道を操作してずらしてカイトに喰らわせた。

「クリティカル!! 2ポインッ!!チェリッシュ!!2?0!!」

(よしこのまま攻めて攻めて攻めまくる。)




試合開始から20分後

ズドンッ
「キャアアアア・・・」

彼女の身体は大きく弾き飛ばされ、地面に叩きつけられる

「クリティカル!!2ポインッ!!カイト!!8?2!!」

「なかなかの実力・才能・素質があるよ。お前は
だがまだまだ実戦経験不足とオーラのコントロールは未熟だな。」

4番と書かれたピエロの銃を持ったカイトはそう言った。

「この、喰らえッ」

ドン
ドン
ドン
ドン
ドン

「そんな単純な攻撃が当たるとでも思っているのか?」

カイトはかわすが

「甘い!」

私はまた撃った念弾の軌道を操作して少しずらしてカイトに全弾喰らわせたのだが、

「同じ手が2度も通用すると思っているのか?」

カイトは念弾を全部撃ち落としてしまった。

「な!?」

「隙ありだ」

ズドンッ
「あぐ・・・」
彼女は場外まで吹っ飛ばされてしまった。

「クリティカル!!2ポインッ!!カイト!!10?2!!」



こうして私は完敗したが、なかなかいい経験になったと思う。

-13-
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