小説『GUNHUNTERGIRL』
作者:sola(gunhuntergirl)

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のんびり×大騒動編
128話 襲撃




カタカタカタカタ

「う〜ん、いつも通りの情報ばかりだね〜
なんか面白いのはないかな・・・・ん」

チェリッシュ達が家から出て言った後、
フィナンシェは適当な街の喫茶店に行き
そこのパソコンでハンターサイトを開き新しい情報を調べていると
ある情報を目にしてピタリとキーボードを打つ手を止め
大きく目を見開いた。

「ちょ・・・・これはヤバイかも
すぐにお姉ちゃんに伝えないと・・・・・」

フィナンシェは詳しくその情報を調べながら器用に携帯も使い始めた。




「あいつだな・・・・・」

「ええ、写真と一致するわ・・・・」

「よーし、やるか・・・・」






「クシュン!」

「どうしたの?チェリッシュちゃん
風邪でも引いたの?」

「体調管理に気を付けなよ」

「だ、大丈夫ですよ」

(・・・・なんか嫌な予感がするな〜)

放課後、学校を終えいつも通りに
ニコラさんとクリネアさんと一緒に下校している私は
2人に「問題ないよ」と言いながら
なにか嫌なことが起こりそうな感じが頭に浮かび少し考え込んだ。





「お姉ちゃ〜〜ん!!」

そんなことをしていると大慌ての様子の妹が走ってやって来た。

「ん、フィナンシェどうしたの?
そんなに慌てて・・・・」

私は怪訝な顔で妹に何があった聞くと
それと同時に

ズドォォォォン!!

この場は大爆発した。





「やったか?」

「いや、全然ダメ―ジなしみたいね
4対2じゃ分が悪いから
一時退却しま「逃がすと思ってるんですか?」
・・・・あら早いわね」

「あなた達に聞きたいことがあります
なぜ私を狙ったんですか?」

今の奇襲攻撃で少し服が汚れたチェリッシュは
額に青筋を浮かべながら自分に攻撃を仕掛けた2人に質問した。

「答える義理はねえなぁ〜」

黒づくめの男はニタニタしながら言った。
その顔を見て私はキレそうになったが
抑えて銃を構えいつでも撃てるようにした。

(2人共、オーラの質や気配から
かなりの実力者だね・・・・)

「ふ〜ん、さすがプロハンターって所かな
じゃあこっちも『桜火竜ヒドラ』!」

黒づくめの女は叫ぶと桜色の炎がブワッと舞い上がり
その炎の中から真っ赤な竜が出現した。

「具現化系ですか・・・・・」

私はかなりのオーラを出している念獣を
黒づくめの2人から目を離さないよう観察した。

「じゃあバトル開始といきますか」

黒づくめの女はそう言うと
竜の念獣は息を大きく吸い込み

「ええ、そうですね」

対して私は右手に持つ念銃にたくさんのオーラを込め

そして、次の瞬間、
私の巨大念弾と竜の念獣の灼熱のブレスが激突し
周辺に大爆発音が響き渡った。


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