小説『GUNHUNTERGIRL』
作者:sola(gunhuntergirl)

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夏休み放浪編
138話 樹上×暗黒大陸



世界樹 登木受付

「登木希望?だめだめ、
この先18歳未満は何か特別な資格か免許がないと・・・ん?
プロハンター!?君達3人共その年で!?
いやいやこりゃ失礼 どうぞどうぞ
あ、そうそう一応この書類にサインしてくれ」

私達はハンター証を差し出すと受付のおじさんは驚いたが
すぐに仕事の対応をした。

「一応、助言しておくが
先客が残したクサビや足場をアテにするなよ
あとヤバイと思ったらすぐその首輪のボタンを押しな
レスキュー班が10分位で駆けつけつけるからな」

「うん、わかったありがとう」

「では行ってきます」

「アドバイスありがとうございます」

シュッ!

「き、消えたっ!!
って、いつの間に3人共あんな所まで登って!!
すげえな・・・・プロハンターってのは」

受付のおじさんはそう呟き持ち場に戻ることにした。





30分後
私達は救助を求めていた怪我人の登木者を助けたり
たいしたことがなかったとはいえ強風を受けたりして
世界樹の頂上にたどり着いた。

「ふう・・・・ようやくてっぺんに到着っと」

私は頂上に着いたので一息入れることにした。

「なんかびよびよ鳴いてる鳥がいるね・・・・・」

「雛みたいだけどでかいから微妙に可愛いような怖いような感じですね」

フィナンシェとクリネアさんは目の前のびよびよ鳴いている大きな雛達を見て
そう呟いた。
というか私も気になっててそう思います。

「うわ〜、いい景色だねお姉ちゃん」

「確かに良い眺めだよ」

「世界で一番高い所ですからね」

「正確には違うね
外の世界を含めなければの話だけど」

「チェリッシュさん、どういうことですか?」

クリネアさんはつい私は言ったことに対して問いかけてきた。

「ああ、それはね・・・・」

「お姉ちゃん、もしかして暗黒大陸のことを言ってるの?」

「うん、あそこにはここよりも高い世界樹があるらしいしね」

「ふーん」

「2人共、暗黒大陸って何?」

「私達が知っている世界地図の外側の世界のことで
様々な異人類が存在していて魔獣も元々は外から来たらしいよ」

「人類が大陸へ進出しようとする度に
真偽はわからないけど大きな災いがふりかかったと
古文書や遺跡に記されていて
200年以上前に近代5大陸(以下、V5と省略)によって
不可侵条約が締結されたから少なくても相当危険な所みたい」

私とフィナンシェの説明を聞いてクリネアさんは
「世界って広いね」と簡単な感想を口にした。

「実はなんだけど・・・・
私はいつかその暗黒世界に行こうかなぁと
思ってるんだ」

「奇遇だね
あたしもだよお姉ちゃん」

「まあ今は確実に無理だから力を蓄えることに集中してる
G5の許可なしでは入れないだけじゃなく
かなりの実力がないとやっていけない広大で危険な所らしいし」

「へえ・・・・頑張ってねチェリッシュさん」

「どれ位の年月がかかるかわからないけど
頑張ろうねお姉ちゃん」

「うん、そうだね」

こんな感じで私達3人は世界樹頂上で談笑して過ごし
結構、充実した1日になったと思う。



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