小説『GUNHUNTERGIRL』
作者:sola(gunhuntergirl)

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ハンター試験編
14話 ド―レ港到着×ドキドキ2択クイズ


嵐の夜が明けてチェリッシュは気分転換に看板に出ていた。
「ふー、昨夜はものすごい嵐だったわ―。」

海を眺めていると船のスピーカーから船長の声が響いた

『これからさっきの倍近い嵐の中を航行する。命が惜しい奴は今すぐ救命ボートで近くの島まで引き返すこった』

(受験者達は私以外全員ダウンだから多分・・・)





そして、彼女が予想していた通り
「結局、残った受験生は嬢ちゃんだけか。名を聞こう」

「チェリッシュといいます。」

「お前はなぜハンターになりたいんだ?」

「いろんな所に行って世界を自由に旅したいからです。」
あとトレジャーハンターやモンスターハンター志望ですと答えた。

「おいおい、そんな理由でか
ハンターはそんな甘い職業じゃねーぞ。」

「わかっていますよ。
それくらいの覚悟はできています。」

船長はしばらく私の目をじーと見つめると

「くっくっくっ 迷いのない良い目だ。
気に入ったぜ嬢ちゃん合格だ
嬢ちゃんは俺が責任持って審査会場最寄りの港に
連れていって行ってやろう。」

「本当ですか?
ありがとうございます。」





数日後、無事にド―レ港に到着して両親から聞いたのと同じように
一本杉を目指すのが試験会場への近道だと教えてもらった。

「船長さん、いろいろとありがとうございました。」

「おう試験頑張れよ―」

(両親が受けた10年前や4年後の原作と変わっていなくてよかったですよ
さーて一本杉目指して行きますか。)




数時間後

私はとあるお婆さんと向かい合っていた。

「ドキドキ・・・」



「・・・」



「ドキドキ・・・」



「・・・」



「ドキドキ2択クイーーーーズ!」

(あー、原作知識でわかってはいてもなんか白けるわ・・・)

「お前さん、あの一本杉を目指してんだろ?
あそこにはこの町を抜けないと絶対に行けないよ。
他からの山道は迷路みたいになっている上に凶暴な魔獣の縄張りだからね。
これから一問だけクイズを出題する。
考える時間は5秒だけ。もし間違えたら、即失格。
今年のハンター資格取得は諦めな

それでは問題。
お前の母親と妹が悪党に捕まり一人しか助けられない。
?母親 ?妹 どちらを助ける?」

「・・・」

「5・4・3・2・1・0
ぶ〜、終了〜」


「で、この問題の答えは沈黙ですよね?
だいたいこんなクイズに答えなんかあるわけありませんし
5秒で答えろって方も無茶ですからね。」

「ああ、その通りさ。
本当の道はこっちだよ。
一本道だ。2時間も歩けば頂上に付くよ。
頑張って立派なハンターになりなよ。」

「ありがとうございます。
では私はこれで」

(はー、知ってはいたけど・・・キツイクイズだったなぁ。)

-15-
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