小説『GUNHUNTERGIRL』
作者:sola(gunhuntergirl)

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ハンター試験編
15話 ナビゲーター×試験会場到着


今私はナビゲーターのキリコ一家が住む家の前にいる。

「さてと行きますか。」

そう言って家に入ると

「キルキルキルキルキール」

扉を開けた先にあったのは床に血を流して倒れている男性。そして魔獣とその魔獣に捕まっている女性がいた。

「キルキルキルー」

魔獣は女性を抱えたまま私に襲いかかってきたが

「ていっ」

ゴスッ

速攻で叩きのめした。




「いやー、まさかこんなにあっさりやられるとはねー。」

「とてもルーキーとは信じられないよ。」

無事にキリコ一家に試験会場案内の承諾をもらって
なぜか船長さん同様に気に入られて一緒にお茶を飲んで寛いでいた。

「合格だ。君を試験会場まで案内しよう。」

「ありがとうございます。」





数日後、私は今年の試験会場に指定されている街のパラスタに来ていた。
ナビゲーターのキリコ(夫)の案内で町のはずれの客がいないバ―に入った。

「ちょっと待っててくれ」

店に入ったキリコは私にそう言って店員に何かを耳打ちした。

そして、店員に店の奥にある隠し部屋に案内された。

「1万人に一人。ここに辿り着くまでの倍率さ。
君は新人にしちゃ上出来だ。
それじゃ頑張りなよ、ルーキーのお嬢ちゃん。
君なら来年も案内してやるぜ」

そう言ってキリコは店から出て行った。

「よっし、ハンター試験頑張るぞ―」

私は気合を入れて試験会場に入った。




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