小説『GUNHUNTERGIRL』
作者:sola(gunhuntergirl)

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夏休み放浪編
155話 大規模討伐戦開始





「痛たたたたたた!!」

レイバーを倒してから数日経ち
私は病院のベッドの上で
戦いの怪我の痛みで叫んでいた。

「大丈夫?
ここでしばらく休んでいた方がいいんじゃない」

「あー、平気平気、
怪我はもう大分癒えたから」

私はちょっと強がって見舞いに来たクリネアさんにそう言い
そんな会話をしていると
フィナンシェとリンカちゃんが病室に入って来た。

「おう!久しぶりだなチェリッシュ!」

「どうも、
あ、これは見舞いに果物持って来ましたんで
食べて下さいね」

仕事仲間の知り合いのハンターである
ゴ―グさんとキースさんと一緒に





「なるほど、ゴ―グさん達も
この事件の対処の依頼が来ていたんですね」

「ああ、並のハンターでは犠牲者が増えるだけで
奴らには太刀打ちできないらしいからな
そうそう、俺はお前等に伝えたいことがあって来たんだ」

「伝えたいこと?」」

「ようやく今回の件の元凶のロベルトの居場所がわかって
これから奴が逃げる前に叩き潰しに行くことになったんだ
今、この町中にいるプロハンター全員でな
だから、怪我している所で悪いが
お前等も参加してくれないか
できるだけ多くの戦力が欲しいんだ」

「構いませんけど
随分と大きな規模でやる気満々ですね・・・・」

「今回の事件はハンター協会・政府とかは
かなり重視しているみたいだからな
なにしろロベルトをこれ以上放っておいたら
世界規模で多大な被害が出る
まあ政府は奴関連での信用回復や
面子の問題とかの理由もあるけどな」

どうやら何が何でもお偉いさん達は
ロベルトを消しておきたいらしい。
当然の話かな〜 
彼等の立場からだとそうしないと安眠できそうにないだろうし
私も同じ考えで賛成だしね。

私はそんなことを考えながら
ベッドから起き上がり
戦闘準備へと行動を移すことにした。

まあその後
怪我をしているからという理由で
私達は討伐隊から外されてしまったが





そして、約半日後
ハロルド達はロベルトが潜伏しているらしい
街からそれなりに離れた山奥の研究所にやって来ていた。
ここにいるメンバーは実力がある者を選抜し
ゴ―グ・キース
そして、一応ベテランハンターなので
リーダーになったハロルドの以上3名である

ちなみに怪我をしているチェリッシュ達やハロルドさんの部下の人達は
一応、襲撃に備えて街に残っていた。


「さてお前等・・・・準備はいいな?」

ハロルドの確認に彼等は無言で
「問題ないいつでもいけます」と肯定をした。

「そうか、じゃあ突入だ!!」

そして、彼等はハロルドの指示に従い
研究所に突入したが

「・・・・・誰もいない!?」

研究所内は人が住んでいた形跡はあったが
今は人の気配は全くなかった。

「これはいったいどういうことだ?
ま、まさか罠か!!
皆、すぐに脱出す・・・」

ハロルドは罠に気付いたがもう遅く
その指示を最後まで言う前に
研究所は大爆発した。




「さ〜て、客人達を歓迎しますか〜」

研究所から少し離れた木の上から
研究所が爆発する所を眺めていた男は
ボディビルダーのような男達を連れて
邪魔者を確実に消しにハロルド達の所に向かった。



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