小説『GUNHUNTERGIRL』
作者:sola(gunhuntergirl)

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夏休み放浪編
158話 ゴーレム使い




ドゴオオオオオオオッ!!!

「み、皆!?」

城壁にいた私はフィナンシェ達がいた所が急に炎に包まれたのを見て
慌てて駆けつけようと思ったが

「おいおい、いいのかぁ
お前が離れたら俺はここのぶっ壊して突入して
街を滅茶苦茶にするぜ〜」

自分の眼前にいるゴーレムとそれを操作する男ハンクスを
放っておけないのでできなかった。

「・・・・・とっとと片づけるしかないですね」

とりあえず、味方を巻き添えにしないよう
敵の注意を自分に向ける為に私は城壁から飛び降りて
敵の目の前に移動し銃を構えた。

「お、戦る気満々のようだな〜
じゃあ早速潰れな!!」

ドゴンッ!!

私は全速力で走り
ゴーレムが降り下してきた岩の拳を回避し
ゴーレムの頭に念弾を叩き込んだが

「ほう・・・・中々の攻撃力じゃねえか」

少しヒビが入った位で
それほど大きなダメ―ジを与えることはできなかった。

(どうする時間をかけていけば倒せるかもしれないけど
フィナンシェ達のこともあるから
あまり時間はかけない方がいいかも
ならば・・・・・)

私は全速力で走りゴーレムの背後に回った
そして、

ドンドンドンドンッ!

ゴーレムの両足の関節に念弾を撃ち込みに撃ち込んだ。
それでゴーレムは仰向けに倒れ込み
私はそのゴーレムが倒れる勢いを利用して

「喰らえっ!!」

ズドンズドンズドンズドンッ!!
バキャアアアアア!!

「な、何ぃぃぃ!!」

両腕両足の膝や肘を撃ち砕いた。

しかし、

「さ、再生していく
ゴーレムが元通りに・・・・」

「残念だったな!ボリボリ
俺がオーラを注ぎ直せばこいつは復活するんだよ!」

ゴーレムが元通りに復元して行くのを見て
私はハンクスに視線を向けると
彼はあの剛丸をボリボリとお菓子を食べるかのように
服用していて

ハンクスのオーラの注入や剛丸によるパワーアップで
あっという間にゴーレムは元通りにいやさらに頑丈になって復活した。

「くくくく、さてと
遊びはこれ位にして
死になぁ、お嬢ちゃん!!
オラオラオラオラ―――ッ」

ドスンッ!ドゴォンッ!ズドォ!ドゴォォ!

ハンクスはゴーレムに拳を振り下したり思いっきり踏みつけたりと
怒涛の攻撃を繰り出したが

「ふぅ〜、さ〜て、片付いたな〜
城壁ぶっ壊したら
他のガキ共の始末に「誰を片付いたって?」
て、てめえいつの間に!!?」

「あなたみたいのを相手にするには操作している元を潰すのが
てっとり早いですよっと!」

ズドンッ!

ハンクスに気付かれないように
背後を取った私は特大の一撃を彼に喰らわせた。

「ぐああああああっ!!!
こ、このガキがぁぁぁ!!!」

しかし、少し重傷を負わせるのにとどまり
仕留めることができなかった。
そんな彼を見た私は舌打ちをしてゴーレムの攻撃をかわし

ズドンッ!

距離を取ってまたハンクスを狙って念弾を放った。

「なめんじゃねぇ!!
もう喰らうかよぉ!!」

ハロルドは伏せて念弾を回避し
ゴーレムを私に突進させたが
私の方が1枚上手だった。
知ってますかハンクスさん

「ガハァッ!!」

放出系は操作系の隣だから
ある程度の念弾の操作が可能だということを

「ふう・・・・・なんとか終わりましたね・・・・・」

背中に念弾が直撃してうつ伏せに倒れて崩れ落ちる
ハンクスさんとゴーレムを見ながら
私はそう呟いた。



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