小説『GUNHUNTERGIRL』
作者:sola(gunhuntergirl)

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世界会議×神隠し編
167話 国際問題×世界会議終了×新たな厄介そうな仕事





11月11日今現在
1が4つ並ぶ今日は今年のヨークシンの世界会議2日目であり
有名な大統領・要人・財界人・政治家が堂々と席に着いて
大半の者が昨日以上に真剣な目つきで無口で
異様な雰囲気を出していた。

「さてと・・・・何か言いたいことがあるか?」

とあるいかにも伯爵な外見な人が口を開き
それでビクッとヨークシン政府や警察上層部の者が怯えるように反応し
他の周りの者はとてつもない怒りを込めた視線で彼等を睨めつけ
この会議室は怯えと怒りに満ちていた。

まあ面白くなってきぃたのぅ〜と
考えているこらえている笑顔の例外の爺を除いたらの話だが


ちなみに

(全く、いくらなんでも侵入者にやりたい放題じゃないか
いくらそれなりの暗黙の了解があっても
最低限以下ではなぁ・・・・・
きっちりと追及しておかねばなぁ・・・・)

実の娘は無傷で無事だったとはいえ
危険な目に遭遇しかけたという事実は大きいので
ディオガ王も怒り心頭中もメンバーの中の1人に入っており


(早く定年退職したい・・・・・・)

(転職しようかな・・・・・)

責任を厳しく問われているヨークシンの政府や警察上層部の面々は
本気で退職して実家に帰りたいと考え始めていた。


その後、彼等は警備の不備の責任で懲戒免職
軽くて降格処分という罰が与えられ
涙目で会議室から去って行ったそうである。





「そうですか・・・・・今日の会議でそんなことが」

ネテロ会長やディオガ王から今日の会議の話を聞いて
私はどうでもいいような感じで言った。

「あたしはちょっとかわいそうな気がするね・・・・・」

「クリネアさん!彼等の手抜き警備で昨日の件が起こったんですよ!
相応の罰の処分は当たり前です」

「わかってるって、フィナンシェさん」

「ま、今回の件は国際問題級だからね・・・・・」

なにしろ多数の要人とその家族達を危険にさらしたのだ
というかある意味で懲戒免職でも軽い方かもしれない。

まあここでとある会議参加者を殺そうと企んでいるのが
会議参加者は多数おり、それで賄賂とかで警察と手を組んで
警備の穴を作るように頼んだりということが珍しくないので
厳戒態勢な警備にしなかったりと
会議参加者同士の暗黙の了解で
自分の身は自分で守れというのがあっても
ちょっと手を抜き過ぎだと思いますが

「ま、さすがにもうこんなことが起こらないよう
超厳戒態勢を敷いたようじゃから
大丈夫じゃろ
来年も警備は万全にするらしいしのぅ」

「一部の奴は微妙な顔をしておったがのぅ」と付け加えながら話す
このネテロ会長の話を聞いて
つい私は裏世界の悪事や組織間の事情って複雑だねぇ〜と
思ってしまったのは余談である。





「初日以外は特に何事もなく終わったね・・・・・」

「いやお姉ちゃんこれが普通だよ・・・・」

「まあ少々退屈だったけどね」

そして、3日後
帰りの飛行機で気を抜きつつ
私はそう呟き
妹から少し冷静なツッコミを貰い
のんびりまったりと私達は談笑していた。

今、私達が話したように誘拐事件以降の2日目から
世界会議最終日まで平和そのものだった

まあその後の交流を深めるのを目的とした(表向きだが)
パーティーではその最中にこっそりとテロリストが侵入しようとして
ハンター協会から派遣された人達に次々と捕縛されたり
とある要人の毒殺未遂の事件が発生したり(秘密裏に処理した)
また事件が起こってしまったので

更にヨークシンの政府・警察は警備の文句を言われ
皆、生気が抜けた顔になってしまったのは
自業自得だけどね

そんなことを考えながら私は最後まで
ミセラ達の護衛をしながら
帰路に着いた。




のだが

「・・・・・なんで
何の用でここに来たんですか?
ゴ―グさん」

「いや〜、俺1人じゃ手に負えないというか
時間や人手が足りない依頼が入ってな〜
悪いけど手伝ってくれないか〜」

護衛依頼の仕事を終え
自宅に帰宅途中に遭遇した新たな厄介そうな仕事を持ってきた
ゴ―グさんによって
私は「ようやく休めると思ったのに・・・・」
と呟きながら重いため息をついた。




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