小説『GUNHUNTERGIRL』
作者:sola(gunhuntergirl)

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世界会議×神隠し編
170話 真夜中の襲撃者





ジャポンに到着した早々大量失踪事件の調査を開始した私達だが
早々にその日の深夜に刺客からの襲撃を受けていた。

「喰らえッ!!」

ズドォッ!

「ぐあ・・・・・」

「ふう・・・・ようやく片付いたね」

私は周りを見て仲間の無事を確認してみると
皆、無傷で皆の足元には襲撃者達が転がっていた。

「やっぱりこいつ等は・・・・」

「ああ、さっき俺が言った邪魔者を殺し回っている忍の連中だな」

「そうみたいですね・・・・・でも」

「ああ、取り押さえた奴は全員
尋問で情報を吐かないよう
舌を噛み切って死にやがった」

ゴ―グさんはそれで「ちくしょう」と叫び
その声は静かにこの場に響いた。
私も内心は同じである。
せっかくの手がかりがなくなってしまったのだから
そんな感じで私はそんなことを考えていると

「・・・・・お姉ちゃん」

「わかってる」

新手の刺客が来たようだ。
私達は戦いやすいように宿から外に出るとそこには
さっきの襲撃者同様に黒い忍び装束を着た忍者達がいた。

しばらく私達は睨み合っていると
敵の1人が

「・・・・かかれ」

この一言で戦闘開始となった。





ドガガ ガラガラ ズズン

「なんだ?
なんか誰かが戦っているのか・・・・」

呑気そうにチェリッシュ達が宿泊している宿に
向かって歩いているキースは呟いた。
そんな彼にも


「どうする?」

「一応、消せ」

敵が襲いかかろうとしていた。





そして、戦闘開始から数分後
私達は一般人を巻き込まないように
移動しながら戦っていたが
あちらこちらで滅茶苦茶になっているのに
全く騒ぎになっていないことに
私は不思議に思っていた。

「・・・・・あなた達
周りの住民達に何かしましたか?」

「眠らせただけだ
面倒事を起こさんためにな」

どうやらどうやってか詳しくは知らないが
彼等の内の誰かが念能力で
この辺り周辺の住民を全て強制睡眠させたらしい。
もしかしたら、この能力でうまく使い操って
多数の人間を誘拐したのではないかと
そして、私達にはどういうわけか制約の理由で効かない
私は推測を内心で考えながら
銃から念弾を撃ちまくった。



その後、敵は中々の実力者だったが
私達はゴ―グさんが能力で動きを止め
私がトドメを指し
他の2人は支援といった感じ
1人1人と仕留めていき
残りはリーダー格の男だけとなった。

いつの間にかでボロボロのキースさんの参戦のおかげもあったが
私達は警戒しながら残り1人の敵を追い詰めたが

結局、煙幕と閃光弾によって逃走してしまった。

他の連中も毒か自爆でその場で自害してしまい
刺客を撃退したのは良かったが
手がかりの情報に関してはたいした収穫を得ることもできず
私達はため息をついてしまった。





それから数時間後の夜明け頃
チェリッシュ達がいる町のはずれに1人の人影が現れた。

「ここがエドか・・・・・・」

この寡黙な印象の葉と書かれたマスクの男はそう呟いて
早足で歩き始めた。






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