小説『GUNHUNTERGIRL』
作者:sola(gunhuntergirl)

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世界会議×神隠し編
172話 忍決戦





チェリッシュ・フィナンシェ・クリネアが坑道の敵を全滅させて
誘拐された人達の救出を行っている頃
外道領主や外道商人や外道役人にもハンターの手は迫っており
残りの3人ゴ―グ・キース・ハガクシは
そいつらがいる屋敷に侵入していた。
ちなみにここの警備の連中は全員気付かない内に
ゴ―グ達の速攻と瞬殺で息絶えた死体と化しており
屋敷の誰もいまだに侵入者の彼等の存在に気づいていなかった。

「ようやくお出ましか・・・・・」

「・・・・・・・」

ゴ―グ達の目の前に現れた忍者の念能力者3人を除けばの話だが

「さてお前等・・・・・
何か言い訳等の言うことはあるか?」

ハガクシは殺気を込めた目付きで3人を睨めつけながら
弁明を問いかけた。
そして、それで3人が取った行動は

「それがお前等の答えか・・・・・
仕方ないな・・・・・」

武器を持って躊躇なく襲いかかって来た3人を見て
ハガクシはそう呟いて
ゴ―グとキースと共に迎え撃つことにした。





「くそっ!!お前等はいったい何をやっているんだ!!?
このままだと外にここで我らが行っていたことが明るみになるぞ!!
なんとしてでも、1人も逃がすな!!
下手人・侵入者共も1人残らず殺せ!!
いいな!!!」

「「「はっ!」」」

坑道にいた部下達は狙撃で全滅し
しかも、採掘させていた奴隷達は皆逃げたことに
領主は大激怒していた。
他の外道商人や役人達も舌打ちをして
皆、額に青筋を浮かべ顔を真っ赤にさせており
この場この部屋は彼等の殺気と怒気に包まれていた。

「まあいい、今頃ふざけたことをした奴等や逃げた連中は
この領地の境界線付近に配置している忍部隊によって
殺されているか捕らえられているかのどちらかだろう」

「ふふふ、そうですね
今頃、俺等を怒らせた報いを受けに受けているでしょうね」

それでこの場にいた者達は汚く笑っていたが
次の瞬間、何一つこの悪党共は自分達の思い通りにいかなかったことを
思い知りに思い知ることになる。

「カペッ!」

「うごっ!」

「がっ!」

いきなりこの部屋に入って来て
領主以外の人達を瞬時に叩きのめした3人の少女達によって

「な、何だ!!?
お前等は!!?」

「ただの下手人という名のハンターですよ
あと忍部隊の刺客は全て叩き潰しましたので」

体中から汗を流し体を震わせながら領主は
何者か問いかけると
チェリッシュ達はあっさりと答え
領主に天誅を下そうとすると

「・・・・・やっぱり一筋縄にはいかないみたいですね」

いつの間にか私達の前に立ちはだかった忍者の方達を見て
私は動揺せずに呟いた。

「どうやらあの人達を倒さないと
元凶の領主に手は出せないみたいですね」

「いや、そうでもないかも・・・・・・」

「・・・・・どういうことですか
フィナンシェさん?」

クリネアさんは敵への注意をそらさないよう
フィナンシェに詳しく聞いていると

「な、何をしている!!?
早く奴等を殺「もうお前に用はない、死ね!」・・・・・」

ザンッ! トンッ ゴロゴロゴロ

いきなり忍の1人が空気を読めないで
喚き散らしている領主の首を刎ねてしまったのだ。

「・・・・・領主達を利用していたんですね?」

それを見て私達は少々驚いて無言になってしまったが
ようやく状況を把握したフィナンシェは口を開いた。

「そうだ
これだけの金があれば我等は
色々とやりたい放題ができるからな
まあ効率よく集め奪うために口車に乗せて
権力という後ろ盾として利用させてもらったのさ」

フィナンシェの問いに領主の首を刎ねた男は淡々と答え
懐から刀を出して

「あとはお前らさえ消えれば
我等の野望はもう阻む者はいない
だから死んでもらおうか!!」

そう言い終えると
それが合図のように周りの仲間の忍と同時に
全員一斉に私達に襲いかかって来た。




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