小説『GUNHUNTERGIRL』
作者:sola(gunhuntergirl)

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ハンター試験編
17話 二次試験×三次試験


一次試験をクリアした私達は一次試験会場と似た二次試験会場
であるただ広いだけで何もない部屋に来ていた。

一次試験通過者全員がそろうと
マフィアのような格好をして顔中に傷がある老人が現れた。

「続けて二次試験を始めるぞ。
わしは二次試験官のヴォルケンじゃ
二次試験はわしの殺気に耐えられたら合格じゃ」

瞬間、世界の音が消えた。

ヴォルケンから発された殺気が一時的に世界を殺したのだ。

「あ・・・・・・あぁ・・・・・・」

「ひぃ・・・」

 周囲からうめき声や怯えた声が聞こえてくる。

耐えられなかった受験生は気絶したり

腰が抜けたり、体が震え、歯の音が合わず、失禁してしまったりしていた。



「ま、こんなとこかの。
動ける者はついてきなさい。
三次試験官の所に案内するわい。」

周りの受験者達はさっきの殺気のせいか

息が切れているのが大半だったので

皆ふらふらしながら歩き出した。


私はどうなのかって?

当然、なんともありませんでしたよ。

二次試験通過者 86名




30分後

私達受験生は町のはずれの岩山に来ていた。

「到着、おっいたいた
では後は頼んだぞ。」

そして、現れた3次試験官は

「あたしは三次試験官のビスケットだわさ」

(うわー、カイトさんの時のようにすごい偶然ね
まさかこの人に会えるとは思わなかったわ。
偶然って恐ろしいかも)

「三次試験はあんた達に渡したこのリストに書かれた宝石の採掘だわさ
制限時間は1週間それまでにリストに載っている宝石を一種類でいいから
持ってくることそれでは始めるわさ」




「ここの石はわずかではあるけど
オーラを発しているのがあるわね。
うーん、とりあえず円と凝でそれっぽいのを探してみるかな・・・」

そして、円と凝で探り続けて1時間後

「キャーッ」

「ん、何だろ」

そして、かけつけると

茶髪できれいな十代後半の女性の受験生が熊に襲われていた

「危ない!」

ドンッ

一発で眉間に撃ちこみ熊を撃破しました。

「大丈夫ですか?」

「ええ、おかげで助かったわ。私はレイラ
あなたは?」

「チェリッシュです」

「チェリッシュちゃんね。
この借りはすぐに返したいけど
今は手持ちは何もないのよ。」

「出世払いでいいですよ
では私はこれで」

「ありがとう
お互い頑張りましょうね」


レイラさんと別れて1時間後

「よし、見つけた。」

そして、そこを掘り出すと虹のような色をした宝石が出てきた。

「よっし、指定されているレインボージュエルをゲット
あとは・・・そこにいる人
隠れていないで出てきてください。」

草むらから棍棒を背負いサングラスをかけたリーゼント頭のガラの悪い男が出てきた。

「ほう、よくわかったな。
その宝石をよこしな
おとなしく渡せば命は助けてやるぜ。
ガハハハハー」

「お断りします」

「そうか・・・
なら死ねええええ!!」

リーゼント男は棍棒を手に持って襲いかかってきた。

私はとっさに銃を抜いてリーゼント男の棍棒を破壊した。

「まだやりますか?」

「く、くそ
これでも喰らいな」

男は私にスタングレネードを投げつけた。

バシュウウウウウン

周りは音と光に包まれた。

「へへ、隙ありだぜ。
死にな。嬢ちゃん」

リーゼント男はそう言ってナイフを手に
チェリッシュを殺そうとしたが

 ドン
ドン
ドン
ドン

両手両足に銃弾を喰らって倒れた。

「な、なんで・・・」

「残念でしたね。
私は気配を探るのは得意なんですよ。
あとあなたに喰らわせた弾は強力な麻酔弾です。
1週間後の試験終了まで寝ていて下さい。」

「ち、ちくしょぉぉ・・・」

(ふー、円が使えなかったらヤバかったかも
次からは気をつけよう。

さて今の音で他の受験生が来る前にこの場から離れますか。)

私はリーゼント男の意識がないことを
確認してすぐに試験官の所に向かった。









「よし、指定された宝石ね。
435番合格第1号だわさ。

とりあえず三次試験終了まで
あの飛行船で待機してなさい。」

「ふぅ、やっと一息つけるわね
一週間ゆっくり休みますか。」

そう呟きながらチェリッシュは飛行船の中に入って行った。


3次試験通過者 36名

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