小説『GUNHUNTERGIRL』
作者:sola(gunhuntergirl)

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第287期ハンター試験編
178話 主人公達との談笑




2次試験は終了した後、
次の3次試験会場に向かうために合格者を乗せて
飛行船は移動していた。

そして、2次試験をクリアした受験生達は一旦部屋に集められ
1次2次の試験官の私達は部屋の隅に
彼等の前にネテロ会長とビーンズさんが立って話が始まった。

「残った42名の諸君にあらためて挨拶しとこうかの。
わしが今回のハンター試験審査委員会代表責任者のネテロである」

それなりの威厳を出しながらネテロ会長は話を続ける。

「本来ならば最終試験で登場する予定であったが、
いったんこうして現場に来てみると・・・・・・」

ネテロ会長は興味津々にこの場にいる受験生達を眺め

「なんともいえぬ緊張感が伝わってきていいもんじゃ
せっかくだからこのまま同行させてもらうことにする」

そう言い話を終え、ビーンズさんは前に出て
今日、最後の連絡をした。

「次の目的地へは明日の朝8時、到着予定です。
こちらから連絡するまで各自、自由に時間をお使い下さい」

ビーンズさんが連絡を終わると
受験生達は解散して体を休めようとそれぞれバラバラに動き始めた。





そして、解散になるとすぐにゴン達4人は
私の元に駆け寄った。

「久しぶりだね、チェリッシュ!
試験官として登場するもんだからビックリしたよ!」

「ハハハ、正確には臨時の試験官だけどね
改めて自己紹介するね私はチェリッシュ=バートン
怪物(モンスター)ハンターをしているプロハンターです
よろしくね」

「私はクラピカだ。初めまして、チェリッシュ」

「俺はレオリオだ、よろしくな」

「俺はキルア あんた中々強そうだね」

「呼び捨てで構いませんよ
これからの試験を無事に突破できるよう
見守りますので頑張って下さいね」

「心配ねーよ
オレはこんな試験は楽勝で合格してやるぜ!
それよりゴン、チェリッシュ!飛行船の中探検しようぜ」

「うん!!」

「私はこれからまだ用事があって
他の試験官達の所に行かなきゃいけないから
止めとくね」

メンチさん達との食事会の約束あるしね。

「そっかじゃあ行ってくる!」

「チェリッシュ、試験官の仕事頑張ってね!」

そう言ってゴンとキルアははしゃいで走って去っていった。
そんな2人の後姿を疲れ切った顔でクラピカとレオリオは見ていた。

「俺はとにかくぐっすり寝てーぜ」

「私もだ。おそろしく長い一日だった」

「2人共お疲れさん、ゆっくり休んでね」

「そういえば気になることがある
残りの試験はいくつなんだ?」

「うーん、まあそれくらいなら教えてもいいかな
あと3つだよ」

私はクラピカの問いに答えると
クラピカはため息を吐き
レオリオはうげぇといった表情になった。

「まだまだ先は長いというわけか・・・・・」

「あと3つもかよ・・・・・」

「まあ試験官の立場から言わせてもらうけど
あなた達の実力なら合格できると思うよ
ちょっと、根拠がない勘だけどね」

「そう言ってもらえると嬉しい」

「俺はもう寝るぜ
明日に備えてな」

「じゃあ明日の3次試験頑張ってね」

私はそう言いクラピカとレオリオと別れて
メンチ達がいる試験官専用の部屋に向かって
足を進め歩き始めた。




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