第２８７期ハンター試験編
１８２話 少々の原作改変×４次試験×尾行
３次試験開始してから３日後
私は４次試験を受ける受験生のリストを見ていた。
当然、ゴン達主人公組は入っていたが
少々予想外な者もいた。
（・・・・・・ふむ、３次試験通過者２７名か
キルアに殺されずに済んだ２人と
原作で本来は３次試験合格した途端に力尽きて死んだ人も入ってるね）
あの２人が死なずに済んだことで３次試験の合格する受験生は
１人か２人位は増えるかなと思っていたが
まさか４次試験を受けずに死んだこの人も残るとは
（まあ多分大丈夫かな
これ位の原作改変はね
狩る者と狩られる者のクジは原作とほとんど変わってないしね）
というかゴン達には合格してもらわないと困る。
（・・・・・余計なことしちゃったかな）
私は今後の未来の事を考えて
少し後悔した。
その後、ビーンズさんに呼ばれ受験生達よりも一足早く
私はゼビル島へとやって来た。
他の黒服の試験官達と一緒にだが
で、島の海岸でビーンズさんから説明を受けた。
「それでは皆さん指定の受験生の尾行・監視の配置について下さい
特に４４番と３０１番は特に危険ですので担当の方は特に気を付けて下さい」
・・・・・特にを３度も言ってるよビーンズさん
しかも強調しているし
あ、ヒソカとイルミの担当の２人はブンブンと
首を縦に振ってるよ
物凄く不安なんだろうね
無理もないよ
そして、周りの人から同情の視線を受けてるね。
ああ、私が女性である意味良かったかも
だって私は初めから女性の受験生を担当する事が決まってるしさ。
とまあこんな感じで４次試験の受験生の尾行・監視が始まった。
「うーん、暇だね・・・・・」
４次試験開始から６日程経ち
あと半日足らずで日の出を迎えて
４次試験終了になる夜
私は木の上で寝転がりながら受験生を監視していた。
正確にはその受験生がいる洞窟をだが
私の担当となったのは２４６番ポンズで
原作通りに洞窟に入ったターゲットのバーボンから
プレートを手に入れるために催眠ガスを洞窟に噴射し
バーボンを眠らせてプレートを奪おうとしたが
自分が飼っている蜂によって
バーボンは罠を仕掛けたまま死んでしまいその蛇の罠で
洞窟に閉じ込められるという状況になっていた。
「さてと、そろそろかな」
私はそう呟くとゴンとクラピカとレオリオの３人が現れた。
どうやら原作通りレオリオのターゲットのポンズを狩りに来たらしい。
ゴンの頬に殴られた痕があるので
ヒソカとのイベントも原作通りになったようだ。
それで私は少し安堵して監視している間に
レオリオは１人で洞窟に入り蛇の罠にハマり
そして、レオリオを助けに行くために洞窟に入った
ゴンとクラピカも蛇の罠により閉じ込められてしまった。
そして、しばらくすると
「あ、動き始めた
モクモクと洞窟から煙が出てる」
その１０分後、ゴンがクラピカ・レオリオ・ポンズの３人を背負って
洞窟から出てきた。
ここまでは原作通りだったが
この後は少々原作改変の展開があった。
「ん、ゴンは３人共起してる
しかも、ポンズからプレートを盗らない
なんで？」
その後、よく観察したり隣にいたバーボンの担当から聞いたのだが
どうやら彼は洞窟に入る前に
ターゲットとその仲間の２人合わせて３人の受験生（さっきの本来なら死亡していた奴等）
を蛇の群れで奇襲し一網打尽にして
８点分４枚のプレートを持っていたらしい。
つまりバーボンのプレートはポンズに
バーボンが狩った他の３枚のプレートはレオリオの手に渡り
ポンズも４次試験を合格し原作とは少々違う展開になったというわけだ。
（まあいいか悪い意味での原作改変じゃないしね
あ、そうだ！
１年後のキメラアント編でポックルとポンズを死なせないよう少々介入してみようかな）
少し驚いたが私は未来のことを考えながら楽観視しつつゴン達を見守った。
４次試験通過者 １０名
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というわけでポンズも４次試験合格です。
なんとなくその方が面白そうな気がしまして
随分と先の話になりますがキメラアント編（ある程度）や会長総選挙編
そして、できれば連載が再開次第で暗黒大陸編も書きたいと思っています。
まあかなり待つことになると思いますが