小説『GUNHUNTERGIRL』
作者:sola(gunhuntergirl)

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オリジナル編
21話 ビスケット=クルーガ―の逆鱗



ハンター試験から3ヶ月後 

ヨルビアン大陸の東の奥地

「数字の5!!」

「うむ、だいぶ凝が反射的に体に身についたようね」

現在、私はダブルの宝石ハンターのビスケットさんの指導のもとで
GI編のゴン達にやらせたのと似たようなすごく厳しい修行をしていた。

「さて、私は今から宝石とかの買い物に行くから
チェリッシュあなたも同行して手伝いなさい。
あ、あとあなたのホワイティバッグで荷物運びお願いね」

弟子入りしてからこの3ヶ月間、私はビスケ師匠に修行だけではなく
荷物運びとかの雑用もやらされていた。

まあ、速攻でフリーダム・ゲートとホワイティバッグの能力がばれて
2つともかなり便利な能力だから当然なんだけど・・・

師匠いわくあなた応用性が高い能力ばかりだからいいわねという
高評価ももらったから悪いことばかりではなかったし

それに師匠と一緒に各地を旅してまわったから
ずいぶんとフリーダム・ゲートで行ける所も増えたしね。

「何やってるの
早く行くわよ」

「あ、はい」






1時間後 とある街の宝石商

「なんですって、注文した宝石は盗まれたですってー」

「も、申し訳ございません
昨日、最近この辺りの宝石・貴金属を荒らしている盗賊の襲撃で
全部盗まれてしまったんです。」

「フフフフフフフフフ」

(し、師匠からどす黒いオーラが!)

「師匠、落ち着いてください。」

「私の大事な大事な宝石に手を出してタダで済むと思うなよ。
フフフフフ」

(だ、だめだ。こうなったら誰にも師匠は止められない)

「あ、あなたは正気ですか。あの盗賊団には3000万の賞金がかかっていて
先月もアマチュアとはいえ討伐に来たハンター達が
返り討ちにあっているほど危険な奴らなんですよ」

「大丈夫ですよ。無茶はしませんから
フフフフフ」

(いや、むしろ心配なのは盗賊達の方ですね)

私は盗賊にちょっと同情した。

「さあ、チェリッシュ盗賊討伐に行くわさ
フフフフフ」

(こ、怖すぎですよ。師匠)




その後、盗賊団全員がとあるプロハンターによって半殺しいや全殺しにされて

警察に引き渡されて完全壊滅した。

あと捕らえられた盗賊達は全員があんな目にあうくらいなら一生監獄暮らしした方がマシだと言っていたそうである。

ついでにそんな恐ろしいことをやったビスケ師匠は
盗賊から手に入れた宝石や懸賞金3000万ゲットでホクホク顔になっていた。

そして、私は師匠を絶っ対に怒らせないようにしようと強く誓うことにした。


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