小説『GUNHUNTERGIRL』
作者:sola(gunhuntergirl)

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ヨークシンシティ編
24話 ヨークシンシティ


ビスケに弟子入りしてから半年ちょっと経ち

私は2ヶ月ほど前からオーラの総量を増やすために
練(堅)の持続時間を延ばす修行をしていた

「すいぶんとオーラの総量は増えたみたいね。
それにしても・・・
いくら桃色吐息ピアノマッサージとチャージ・ガンズを使っていた
とはいえ、たった2ヶ月で練の持続時間を
2時間から5時間以上にまで延ばすなんて
すごい成長スピードね。
普通は10分練の持続時間を
延ばすのに1ヶ月はかかるのに」

「どうも・・・」

(その桃色吐息ピアノマッサージの高い料金で
お金を大量消費したくなかったから必死でやったからですけどね)

実は彼女はその桃色吐息ピアノマッサージの高額な料金の支払いで

天空闘技場で稼いだ4億の内約半分の2億ほどこの1ヶ月で失っていた。

「まったくあんたはいろいろとすごいわねー
具現化系と放出系で普通じゃありえない2つも得意系統を持っているし
念銃とガンベルトの能力はあなたと見事にハマっていたものだから
かなりの攻撃力になっていたし」

そして、これほど優秀な弟子はあなたがはじめてよ
と師匠は言った。

「ふう、オーラの無駄な消費を抑える技術も身についたようだし
次の私の仕事の手伝いが終わったら卒業わさ」

「その仕事ってなんでしょうか?」

「9月に行われるヨークシンでのオークションに出る
超レアな宝石集めよ」

「それって仕事じゃなくて師匠の趣味じゃ・・・」

ビスケ師匠はそんなことないよーと動揺していたので
多分、図星だろう。

「ほ、ほら無駄話してないで行くわさ」

(あ、話を変えてごまかした)




3日後

リンゴ―ン空港

「へー、ここがヨークシンシティですか
ずいぶん人がいて賑わっていますね〜。」

空港の中は周りは人で視界を埋め尽くされていた。

「当たり前わさ
この時期ここは世界で最も金が集まり
大きく動くのだから
それにまだオークションは始まっていないわ。
明日開催される頃にはもっと人がこの地に
集まるわさ」

「そういえば師匠が欲しがっている宝石はいつどこに出るんですか?」

「6日にサザンピースオークションだからまだまだ先わさ
あんたもこれからプロハンターとして活動していくためにも
しっかりとここでいろいろと学んでおきなさいよ」

「は、はい。わかりました。」

そして、2人は空港から出てタクシーに乗り

あらかじめ予約したホテルに向かった。




しばらくして2人は予約したホテルの部屋で一息ついていた

「ふー、ハンター証って本当に便利ですよねー。
ホテルや空港とかの施設はタダで利用できるんですから」

「調子に乗らない。
盗まれたらどうするんだわさ。
まあ、あんたのホワイティ・バッグに常に入れておけば
盗みようがないけど」

「わかっていますよ。盗まれないように気を付けますよ。
あ、ちょっと散歩に行って来ていいですか?」

「いいわよ。ついでに適当にお菓子買って来てね」

「はい、わかりました」

バタン

「この仕事が終わったら卒業して
あの子とお別れか・・・
一生会えないわけじゃないけど
なんか寂しくなりそうわさ」


チェリッシュが部屋から出て行った後ろ姿を見て
ビスケはいろいろと懐かしんでいた。

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