小説『GUNHUNTERGIRL』
作者:sola(gunhuntergirl)

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30話 チェリッシュVSレイバー



「大丈夫ですか?」

私は彼女達の縄を解きながら言った

「え、ええ・・・ありがとう助けてくれて・・・」

「君は昼間の・・・」

町長は私を見て呆然としながら呟いた。

「ま、まさかてめえは・・・」

レイバーは苛立った顔で高く呟いた。

「ええ、プロハンターですよ。
あなたが恐れている。」

「「「!!!」」」

ポカーンとしていた周りの町長や助けた彼女達や町民の人達は

ギョッと驚きながら私を見た。

「そうか・・・ならプロハンターの譲ちゃん
死にやがれ!!」

レイバーは顔を真っ赤にしながら右手を振って鞭攻撃をしてきた

私はそれを伏せてかわして練をしてレイバーに突っ込んだ。

それに対してレイバーは

「甘いぜ。俺のウィップソード(刃鞭の剣)は両腕同時でもできるんだよ。」

そして、レイバーはチェリッシュに向けて左腕の鞭を振るったが

ドンッ

チェリッシュの念弾によって鞭は破壊された。

「なっ!!お、俺のウィップソード(刃鞭の剣)が!!」

「あなたの能力は結構攻撃力はありますが、2つ弱点があります。
まず1つ目は攻撃が単調で避けやすい。
2つ目は接近戦には向いていないことです。
だから、このように接近した私には対応できないでしょう」

チェリッシュはレイバーに距離を詰めて言った。

そして、それを聞いたレイバーは

「ふ、ふざけんじゃねー
このガキがアアアア!」

とてつもない怒声をあげてチェリッシュに殴りかかったが

「ふんっ」

「グガッアァァァ・・・・・・」

私は人体急所の肝臓に正拳突きを喰らわせて

それをまともに食らったレイバーは10m程血を吐きながら回転して宙を舞いぶっ飛んだ。

こうしてレイバー盗賊団は完全壊滅した。









次の日

早朝に隣町の警察が駆けつけて捕縛したレイバー盗賊団を連れて行ったので

町には活気が戻っていた。

「どうぞ、これが賞金です。」

警部さんからレイバーの首にかかっていた

賞金5000万ジェニーの報酬を振り込みで受け取り

私はほくほく顔になった。

「さて次はお礼を言いたがっている町長さん宅に行きますか」

私はそれを眺めながら町長の家に向かった。






「昨夜はレイバー盗賊団を討伐してくれてありがとう。
これでこの町には平和が戻りました。
これは少ないかもしれませんが報酬1億ジェニーです。」

そう言って町長の爺さんは1億ジェニーもの大金が入ったカバンを出した。

「あのー、私は警察からすでに賞金を受け取っているので
別にいいですよ。」

私は少々とまどいながら受け取るのを断った。

「いえいえ、気にしないでください。このお金は盗賊から取り返してものですし
他に盗られた砂金・黄金・金塊も全て我々の手に戻りましたから
これくらいの出費はたいしたことありませんよ。」

私は少し考え

「・・・わかりました。それではありがたくこの報酬はいただきます。」

そして、1億ともの大金が入ったカバンをホワイティ・バッグに入れて町長宅をあとにした。






町の門に行くとたくさんの人が集まっていた。

「あ、プロハンターさんが来た」

「昨日はいろいろとありがとうございました。」

私が現れると皆私に群がって来た。

「わ、私はたまたま通りかかっただけですよ。」

「それでも私達を助けてくれたことに変わりがないですよ。」

「ハンターさんありがとうございました。」

「どういたしまして、ではわたしはこれで」

「また来てくださいねー」

「本当にありがとう」

「お気を付けてー」

こうして私はコンゴ山をあとにした。




ちなみに余談だがコンゴ町はこの後急成長をして

数年後、世界規模で有数の観光地になり

それを新聞で知ったチェリッシュは驚くことになる。


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