小説『GUNHUNTERGIRL』
作者:sola(gunhuntergirl)

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放浪編
40話 お宝が眠る村 後編



私は村長さん家で夕食をとっていると

「どうやら盗賊が来たようですね・・・」

私は低く呟いた。

「え・・・」

村長は呆然とした反応をした。

「すぐに村中の人達を一箇所に集めてここに避難させてください。
私は賊をなんとかします。」

「は、はい。お願いします。」

村長は慌てながらも頷いた。





「ふう、皆私達を殺す気満々のようですね・・・」

家の外に出た私は襲撃して来た盗賊を見て呟いた。

「まあ、私がすることは変わりませんけどね。」

そう言って私は盗賊達に銃を向けた。





村の教会ここには村中の村人が避難していた。

「なあいくらプロハンターでもあの数が相手じゃヤバくねえか?」

「そうですよ。元々はこの一件はこの村の問題であの娘は関係ないでしょ。」

避難していた村人達はいろいろと騒いでいた。そこに村長が

「うむ・・・そうじゃな。いくらなんでも子供1人に戦わせて
わしらは避難するとは大人げないのう。
勇気があるものは行くぞ。この村を守るんじゃ!!」





そんな村長達が無駄な心配をしてる頃、チェリッシュは

「ぐえ!」

「次っ」

「ギャアアア!」

ドンドン ガガガガガ

「ふう、キリがないですね。」

銃を武装した100人近くの賊相手に無双していた。





「た、大変です!!ボス!!」

「どうした?」

「わけのわからない小娘によって次々と仲間がやられています。」

「あん、女にそれも子供1人になに手こずってんだ!!」

「そ、それがその小娘は無茶苦茶強いんでっ・・・・」

部下の男は全てを言う前にドサリと倒れて地面に転がった。

「なんだ!!何が起こった!?」

盗賊団のボスは唖然とする。

そして、ドサドサドサと時間差で他の部下達も倒れていきこの場に立っているのはボスと

「もうあなただけですよ。」

彼らの意識を飛ばしたチェリッシュだけだった。

「て、てめえがやったのか?」

「ええ、そうですよ。
あとはあなたを倒せば、この戦闘は終了です。」

それを聞いたボスは頭に青筋を浮かべて

「舐めんじゃねえええええ!!」

バズーカをチェリッシュに向け撃った。





「おいおい、賊は全員倒れているぞ。」

「まさか、これ全部あの子がやったというのか・・・?」

チェリッシュの加勢にやってきた村人達は
盗賊達が皆倒れている光景を見て呆然としていた。

そうして、村人達は呆然としていると

「皆さん何やっているんですか?
危ないから避難しているように言ったじゃないですか。」

チェリッシュが現れ、村人達はまた驚く。

「まあ、もう終わりましたからいいですけどね。」

彼女が片手で引きずって連れてきたボロ雑巾のようになった盗賊のボスを見て・・・





次の日、これから出発する私は村の人達から出迎えを受けていた

「村を救っていただいてありがとうございます。これはお礼です。」

村長はそう言って隠し財産が入った通帳をチェリッシュに渡した。

「ちょっ!!村の隠し財産を全部渡していいんですか?」

「いいんですよ。今回の件はこれのせいで起きたんですから
ない方がいいですし、ワシ等では使い道がない金です。
あなたなら有効活用してくれると思いますのでお渡ししますよ。」

「・・・・・じゃあ、遠慮なくいただきますね。」

そう言って私は通帳を受け取り村をあとにした。


チェリッシュが去った方を見て村人達は呟いた。

「まったく、プロハンターというのは本当に凄いですねえ・・・」

「うむ、そうじゃのう・・・
おっと、ついボーとしてしまったわい。さて皆仕事に戻るぞ。」




この後、この村は旅人の憩いの場として知られるようになり

この村の人達は幸せに暮らしたそうである。

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