小説『GUNHUNTERGIRL』
作者:sola(gunhuntergirl)

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バイオソルジャー編
45話 戦闘開始×裏切り




「この辺りですか?」

「ああ、もうすぐだ。」

深夜、私達はふざけた違法研究をしている研究所に向かうために森の中を進んでいた

「本当にこの先何ですか?」

レイラさんはゴ―グさんに確認してきた。

「ああ、心配する必要はないぜ。」

ゴ―グさんは自信満々に言った。

ササっ ザザザザ ジャリ

「どうやらゴ―グさんの言う通りでこの先みたいね。」

「そうみたいだ。」

そして、サイボーグ・リッカ―もどき・獣人等の周りの敵は私達に襲いかかって来た。

「戦闘開始ですね。」

私は銃を構えて呟き

ドンドンドンドン

(まずは飛び道具を持つサイボーグや飛行能力がある敵から・・・)

サイボーグ達の頭を撃ち抜いたり飛べる敵を撃ち落としたりと
私は厄介そうな敵を優先に倒していき
ゴ―グさんは能力で相手の牽制や動きを止めたりしてサポートしたり
カールさんは突っ込んで包丁をふるまわしてどんどん敵を撃破していき
レイラさんは近づいてきた敵や飛行能力のある敵を次か次へと
能力で細切れにしていった。





「チッ、もう来たのか!!」

バルドルは苛立ちながら呟いた。

周りの部下達はこの事態に対応するために動き回っていた。

「仕方ない・・・お前等、ここを爆破して逃げるぞ。
プロハンター4人も相手にできるか!」

そして、部下達はバルドルの指示通りに動こうとすると・・・

「そうはいきませんね〜。もうあなた達は用済みです。」

その声が響き渡り、バルドル以外の周りの部下達は皆急に倒れて動かなくなった。

「な・・・!?」

「ふふふ、今までご苦労様でしたバルドルさん。」

そして、優男の研究員がバルドルの目の前に現れた。

「き、貴様、裏切ったな!!」

バルドルは体を震わせながら叫んだ。

「裏切るも何も私は初めから裏切っていましたよ。」

そう言って彼は変装の顔の皮をはぎ取って素顔を見せた。

「き、貴様はマーズ=ディアボロス!!」

「ええ、ちなみに私が化けていた本物の研究員はずいぶん昔に魚の餌になりました。」

黒髪で細目の男マーズは鼻で笑いながら言った。

「なんでお前がここに?」

「とある連中に復讐をするための力が欲しかったのですよ。
それでここに潜り込んで、こっそりとわざとソルジャーを暴走させて」
プロハンター達の所に送ったりしてねえ。」

「き、貴様が元凶で・・・
貴様のせいでわしはこんな目に・・・」

「ふふふ、このソルジャー達をテロリストやボディガードが欲しい金持ちに売るなんて
勿体ないですよ。
私が有効活用してあげますからあなたは周りの部下達のように
永遠とわの眠りについて下さい。」

マーズは黒い笑みを浮かべて言った。

「ふ、ふざけるなあああ!!この青二才がああああ!!」

バルドルは銃を構えてマーズを殺そうとしたが

「それではおやすみなさい。」

そして、バルドルはいつの間にか背後に回ったマーズによって目を見開いて
何が起こったのかわからないまま死んだ。

「さてと、新しく得たこの力は
まずはあのプロハンター達で実戦してみるとしますか。」

マーズは面白い玩具を手に入れた子供のような不敵な笑みを浮かべて呟いた。


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