小説『GUNHUNTERGIRL』
作者:sola(gunhuntergirl)

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バイオソルジャー編
46話 リベンジ×バイオハザード



「よし、着いたな。」

私達は敵をすべてなぎ倒して研究所にたどり着いていた。

「やけに静かですね・・・」

「罠ですかね?」

カールさんは研究所内が静かなことに疑問を持ち、それにレイラさんは警戒する。

「それでも行くしかないぜ。」

警戒しながら考えているとゴ―グさんはあっさりと結論を出した。

「まあ、そうですね。急ぎましょう。」

そして、突入しようとすると

ガササ ザッザッ

「おいおい、ちゃんとぶちのめしたはずなのにタフな奴だぜ。」

さっき倒したサイボーグソルジャーが現れた。

「ちょっと待って下さい!様子が変ですよ!」

ドン

私はとりあえず一発腹に撃ちこむと

「グガガ・・・」

サイボーグソルジャーは痛みがないのか少しよろけただけだった。

「なら頭を・・・」

ドン

私が頭に撃ちこむとサイボーグソルジャーは完全に動かなくなった。

「おいおい、これはいったいどういうことだ?」

ゴ―グさんは何が何だかわからないといった表情をしていた。他の2人も同様である。

「この人はさっきの戦いで死んでいます。」

私は説明することにした。

「おいおい、ゾンビじゃああるまいしそんなことあるわけあるわけ・・・」

「まさか念で操作されている・・・」

「ええ、その通りですよ。そして、団体さんのご登場のようです。」

ザッザッザッザッ

私がそう言うと操られているソルジャー達の死体の軍隊がぞろぞろと現れた。

「バイオハザードのラクーンですか、ここは・・・」

ゾンビソルジャー達は私がボソリと呟いたのを合図に一斉に襲いかかってきた。





「ふふふふ、あのプロハンター達はそれなりにできるようですねえ・・・」

マーズは監視カメラで自分が操っているソルジャーや自分がさっき殺した研究所の者達と
戦いながらここに向かっているハンター達を見て不気味な笑みを浮かべていた。

「ふふ、これぐらいの方が私の力を試すのは丁度いいですよ。」

マーズは自分の後ろにある巨大な存在を見て呟いた。




「チェリッシュ、レイラ!!ここは俺達に任せて先に行け!!」

「わかりました。お願いします!」

「気を付けてくださいね。」

私とレイラさんは敵を2人に任せて研究所の奥に進んだ

「まさかこの研究所の人達までゾンビになっているなんて・・・」

私は白衣を着たゾンビを倒しながら呟いた。

「死んでからそんなに時間がたっていないみたいね。
まったくハンターの仕事を始めてから命が軽く思えるような出来事ばかりだわ。」

レイラさんは愚痴りながら呟いた。

「ええ、そうですね。おそらくあの扉の向こうにいる人にやられて
操られているのでしょうね。」

私は目の前にある頑丈な扉を指差していった。
そこから邪悪なオーラが出ていた。

「そうみたいね。とっとと倒してこの戦いを終わらせましょう。」

「同感です。」

バキャアア

そう言って私は扉を蹴り破って中に入った。






「ふふふ、地獄へようこそ、可愛いハンターさん」

そこには黒髪で細目の男が待ち構えていた。

「な!!あなたはマーズ=ディアボロス
あなたがこの件の黒幕だったのね。」

「レイラさん、あの男のことを知っているんですか?」

「ええ、A級首の犯罪者よ。ここ数年でこいつによって
5つもの町や村が壊滅されたらしいわ。」

同時にかなりの殺人快楽者よとレイラさんは付け加えた。

私はマーズを睨みつけながら

「聞きたいことがあります。
あんたは何が目的でどうしてこんなことをしたんですか?」

「ふふふ、まあいいでしょう。冥土の土産に話してあげましょう。
単純な理由ですよ。リベンジですよ。」

「リベンジ?」

「ええ、短いですがあれは今から1年前の話です・・・」

マーズはさらに気持ち悪い笑みをしながら自分の過去の話を語り始めた。





1年前
「ギャアアアア!!」

「グエエエエ!!」

とある国のスラム街の外れで黒服達が悲鳴を上げて次々と倒れて躯と化していっていた。

「ふふ、もろいですねえ。」



マーズ=ディアボロスは元マフィアであると同時に元陰獣である。
なぜ元なのかというとマーズ本人は他人に飼われるのに嫌気が差したから
マフィアや十老頭を裏切って抜けたためだそうだ。

そして、今彼は自分の始末に来た刺客を笑いながら返り討ちにしていた。

「さてようやく掃除が終わりましたねえ」

彼は満足げにその場から去ろうとすると1人の男が現れた。

「マーズ=ディアボロスだな?」

逆十字のコートと入れ墨を額にしていたその男はマーズに話しかけてきた。

「そうですが、あなたは誰ですか?」

「オレはクロロ=ルシルフルという者だ。
お前に近づいたのは単なる面白半分といった所だ。」

「へえ、ようするに私に喧嘩を売りに来たと?」

「そう捉えても構わない。」





30分後

「強いですねえ・・・」

仰向けで倒れているマーズは血を軽く吐きながらクロロを見上げて呟いた。

「能力の相性が良かっただけだ。」

「・・・またお会いした際にリベンジいいですか?」

「楽しみにしているぞ。」

そう言ってクロロは去っていった。

「ふふふ、面白いのを見つけましたよ。」

マーズはクロロが去った方を見て笑った。




「その後、私はクロロに勝つための力を得るためにいろいろと考えましたよ。
そして、偶然この研究所のことを知りましてねえ。
利用するためにここに潜り込んだんですよ。」

「そ、そんなことで・・・」

マーズの自分の目的や過去の簡単な説明を聞いてレイラさんは怒りで体を震わせていた。

「人として最低ですね。」

「ああ、外道としかいいようがねえな。」

「カールさん、ゴ―グさん大丈夫ですか?」

いつの間にか話の途中から2人もここに来ていた。
2人はたいしたことは無さそうな顔をしているだが、それなりに傷を負っていた。

「大丈夫だ。戦闘に支障はないぜ。」

「僕も大丈夫です。」

2人は少々無理をしながら答えた。

「おやおや無理をしない方がいいですよ。」

マーズは笑いながら言った。

「ずいぶん余裕ですね・・・」

私は警戒しながら問いかけた。

「ふふふ、私にはこれがありますからねえ。」

マーズがそう答えた瞬間

ズズズズズ
ドカアアアァァン ガラガラガラ

いきなり彼の影から不気味なのが現れ
それは横の壁や天井が破壊した

「ガアアアアアアアァァァァ!!!」

それはバイオハザードのタイラントに似た姿をした50m以上の大きさの怪獣だった。





マーズ=ディアボロス 
A級賞金首
操作系能力者
能力名 死人奏者リビングコマンダー
複数の死体を操る能力
自分が触れてオーラを注ぎこんだ死体にしかできないが操っている死体に周・硬・流を限定的だがかけることができる。
制約・誓約
操る死体それぞれの名前等の個人情報を知らないと使用できない。
操っている死体がやられるとその分オーラを消費し全ての死体が行動不能になると使用者マーズ本人の寿命が縮み1ヵ月念使用不能つまり強制絶状態になる。

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