小説『GUNHUNTERGIRL』
作者:sola(gunhuntergirl)

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バイオソルジャー編
50話 報告×再び帰宅


「チェリッシュちゃん一ツ星シングル認定おめでとう。」

「ええ、祝ってくれてありがとうございます。」

私はハンター協会での用事を済ませた後、レイラさん達が入院している病院に戻って
3人から祝ってもらっていた。

「それにしてもなんでチェリッシュだけ昇格なんだ?
俺達もそれなりに活躍したのに」

ゴ―グさんは少し愚痴りながら疑問を呟いた。

「多分、今回だけじゃなく他の功績も含めたうえでの結果じゃないでしょうか。
チェリッシュさんは他に猛獣・魔獣退治やいくつかの犯罪組織を壊滅等の功績も
ありますからね。」

(そういえば、ハンター協会で私のことを調べてみたら
怪物モンスターハンター専門のハンターとあったなあ)

「なるほど。」

ゴ―グさんは納得した顔で呟いた。

「ちなみに私は怪物モンスターハンター・トレジャーハンター・懸賞金マネーハンター
を中心にやっています。」

「おいおい、幅広くやっているが大丈夫なのか?」

「半分は趣味でやっているようなものなので」

私は笑顔で答えた。

「それにしてもまだ11歳でプロハンター歴も1年のチェリッシュちゃんが
一ツ星シングルなんて、驚きよね。」

他の2人もレイラさんと同感のようでうんうんとうなずいていた。

(まあ、確かにビックリなことだよね、私が一番ビックリしたし。)

「それで僕等は怪我が完治するまでしばらく入院して
退院したら帰る予定だけど、チェリッシュさんは今後の予定はどうなっているんですか?」

「最近いろんなことがありすぎて少々疲れたので
実家に帰ってしばらくのんびりしますよ。」

私は少し疲れた顔で答えた。





1週間後

私はあれから飛行船に乗ってパドキアにやって来て
実家に帰る為の列車に乗っていた。

私は3日前にレイラさん達3人と別れた時のことを頭に浮かべていた。
また、どこかで会おう
皆とはそう言って笑って別れたが

「はあ・・・、やっぱり1人になるとさびしいものですね。」

今、私がいる車両には自分以外誰も乗っていないのでがらんとしていた。

「暇ですね・・・せっかくですから、
師匠やジンさんやカイトさんに一ツ星シングルになったことを報告しますか。」





とりあえず私はビスケ師匠やジンさんやカイトさんに自分が一ツ星シングル昇格
になったことを連絡してお祝いしてもらって時間を潰して過ごし
その後、私は列車から降りてパドキアの自分の実家に向かった。




「今回もずいぶん大冒険したようだな。」

「頭の怪我は大丈夫なの?」

当然のことだが、家に帰ってから私は両親から質問されまくりだった。

(あー、頭の怪我治してから帰ればよかったかな。)

私はため息をついて両親の対応をした。

「あ、そうそう。チェリッシュ
お前丁度いいタイミングに帰って来たな。
実は明日にフィナンシェも帰って来るんだ。」

「え!フィナンシェが!?」

「ええ、あなたに会うのを楽しみにしていたわよ。
チェリッシュお姉ちゃんに早く会いたいと言っていたわね〜。」

(そっか〜、あの可愛い天才児の妹が帰ってくるのか。
私も楽しみだな。)

だがその妹との再会がまた更なる面倒事になることになるということを
彼女は全く予想できなかった。


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