小説『GUNHUNTERGIRL』
作者:sola(gunhuntergirl)

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妹×2人旅編
67話 フィナンシェVSナックル



「オラオラオラオラ―ッ」

開始早々ナックルは距離を詰めてフィナンシェに猛ラッシュを繰り出す。
フィナンシェをそれを避けまくって対処した。

「避けてんじゃねー。」

ナックルはそう叫んで正拳突きを放っだが

「隙あり!」

ドコォォ

「ぐあっ!!」

フィナンシェはその攻撃を避けると同時に一気にナックルの懐に
潜り込んで肘打ちを喰らわせナックルを数m程吹っ飛ばした。





そして、戦いを観戦していた面々は

「へぇ〜、やるねえあのお嬢ちゃんは・・・」
モラウはフィナンシェの戦い方に感心し

(ナックルの動きを完全に読まれているな・・・)
シュートはフィナンシェの実力や動きを簡単に分析していた。



「フィナンシェは能力で相手の動きを先読みしているようね。」

「そうみたいですね。
でもこのままだと・・・」

「ええ、フィナンシェはアンサートーカーを使用しながら
練もしているから消耗が早いから長期戦は不利ね。
オーラの総量もナックルの方が上みたいだしね。」





10分後

「クソッ、ちょこまかと・・・」

「ハァハァ・・・」

ナックルはフィナンシェから隙を見せるたびに攻撃を喰らい(それも硬で)ボロボロで
フィナンシェは練とアンサートーカーの
同時併用の消耗で息を切らしていた。

「もうすぐ決着ね。」

師匠はポツリと呟いた。

そして、ナックルはこれからどう戦うか考えていた。
(クソッ、こいつのヒット&アウェイ戦法は厄介だな。
こういう相手に通用するかわからねえが
仕方ねえ・・・)

ナックルはフィナンシェを見て何かを決心した。
そして・・・

「じゃあ行くぜ!」

ナックルは足に思いっきり力を入れてフィナンシェに突っ込んだ。

(動きが読まれるんなら対応できない速さで攻めるぜ。)

この戦法を取ったナックルの判断は大当たりで
フィナンシェはナックルに対応できなかった。

ドコォォ

「あぐ・・・」

「ぐはぁぁ・・・」

「あ、相打ち・・・」

ナックルのパンチはフィナンシェにもろにヒットしたが
フィナンシェもただではやられないために
肉を切らせて骨を断つの言葉通り
ナックルの顎に重い蹴りの一撃を喰らわせていた。

そして、両者は崩れ落ちるように倒れて気絶した。
モラウは動かない2人を見て

「この勝負は引き分けだな。」

試合はここまでにすることにし
こうして模擬戦は引き分けで終わった。


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