転生編
6話 チェリッシュVS海賊 前編
ガスッ
「グェッ」
ドコッ
「ハグッ」
ビュッ
「ギャッ」
「よしこれで10人」
チェリッシュは港に向かっていた。
とりあえずばれないようにフードで顔を隠しながら、
ここまで絶で気配を消しつつ
次々と海賊を倒していった。
さっきまで騒がしかった港町は住民全員が避難してがらんとしており
今、この町にいるのはチェリッシュと海賊と逃げ遅れて捕まった人質のみである。
「まずは人質の救出から
確か皆海賊船につれて行かれていたわね。」
港 海賊船
「お願い助けて・・・」
「ひいいい」
「うわああああ」
「へへ大漁大漁だぜ」
「こいつら奴隷として高く売れそうですねー。」
「ああ、マフィアにでも高く売りつける予定だ。」
そこには60人ほどの海賊と牢に20人ほどの女・子供が捕らえられていた。
「そういえば船長はどこだ?」
「船長室で酒飲んでいます。」
「まあいい、軍や警察やハンター共が来る前にとっとと引き上げようぜ
長居は無用だ」
「あのー」
「どうした」
「町に向かった連中全員との連絡が取れません。」
「!? なにかあったな」
カラーン
「ん・・・」
海賊達は音がした方に目を向けると
そこには街に向かったはずの新入りが突っ立っていた。
「どうした新入り?」
「つ、つええ」
ドサッ
「「「!?」」」
いきなり男は倒れてそこにはフードで顔を隠した小柄な奴が現れた。