小説『GUNHUNTERGIRL』
作者:sola(gunhuntergirl)

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学生編
91話 ファンクラブ×生徒会



バルドイの社会的制裁から次の日

「ねえチェリッシュ・・・この一件あんたの仕業でしょ?

登校中、私はミセラ姫に問い詰められていた。

「ええ、そうです・・・」

私はゆっくりと答えた。

「やっぱりね・・・・
別に結果オーライだからいいけど
次からは少しは相談してよね」

私はミセラ姫と少しそんな会話をして学校に入った。

たくさんの視線を受けながら




そして、私は放課後に学校から少し離れた林で詰め寄られていた。

「それであなたはミセラ様とどういう関係なんですか?」

「正直に白状して下さい」

「ミセラ様萌え〜」

ミセラファンクラブと名乗る人達に・・・




「なんだ!そんなことがあったのか
そういうことなら早く話してくれればいいのに」

私はとりあえず話せる範囲で話して
なんとか私は昔城の厨房で働いていて
そのときにミセラ姫と知り合ったということを説明して納得してもらった。
(私はハンターだということやクーデターのことは話していない)

私はファンクラブとそんな会話をしていると

「あなた達!ここで何しているの!?」

「あ!生徒会!」

高校の生徒会長さんが会員を引き連れて現れた。

「この騒ぎはいったい何なの?
バルドイのような無茶苦茶なことじゃないでしょうね?
場合によっては容赦しないわよ」

メガネをかけた綺麗お姉さんである生徒会長は詰め寄って来た。

「おいおい!俺達はただこの転入生に聞きたいことがあっただけで
何も悪いことはしてねえよ!
俺達をバルドイと一緒にすんな!!
というかバルドイの悪業をどうにもできなかった
お前に言われたくねえよ!!」

ファンクラブ部長の大男は叫んだ。

「なんですって!!」

そして、一触即発な雰囲気になってしまった。

(ああ〜、とりあえず止めるとしますか・・・
この口喧嘩を・・・)

私はこっそりとこの場から去ろうと思ったが、
すぐに考え直してこの人達を説得することにした。





その後、私は生徒会に事情を話して
なんとか口喧嘩を収まったが

「なるほどね・・・済まないわね
疑ったりして・・・」

「わかればいいんだよ・・・」

「というかあなた達の普段の素行が悪いから
こうなるんですよ」

この生徒会のメンバー女子がポツリと呟いた言葉のせいで

「なんだとっ!!」

「遅刻や無断欠席とかしまくってるでしょう!!」

「ぐぐぐ、だがこれとそれとは話は別だ!!
謝れや!!」

「なんならファンクラブ解散しなさいよ!」

(仲かなり悪いですね・・・この人達は)

私はうんざりとした顔でもう勝手にしろという感じで
放置してこの場を去ろうとすると

「あ、チェリッシュちゃん!
ちょっといい?」

「何ですか・・・・?」

ファンクラブのメンバーの1人が私に話しかけてきた。
私は「今度はなんだ?」と思いながら振り向いて

「ミセラ姫ファンクラブに入らないかい?」

「遠慮します・・・・」

速攻で断って口喧嘩の騒音を聞きながら
私はこの場から去って行った。

「フフフフ、最近退屈だなぁと思っていたけど
チェリッシュのおかげで刺激的な毎日になりそうだね」

同時にこっそりと覗き見していたミセラ姫の独り言を
聞かなかったことにしながら




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