小説『魔法少女リリカルなのは-神の気まぐれで転生したオレ!?-』
作者:ココアパウダーご飯()

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side銀臥

銀臥「ん………朝か」

部屋が明るくなり目を覚ます

銀臥「さて………ん?」

右半身に暖かな何かを感じる

何だ?と思い見てみると

銀臥「シグナム?」

シグナムが俺の隣で俺の腕を抱きしめて寝ていた

何でシグナムが俺の隣で寝てるんだ?

シグナム「………ん…」

どうやら目が覚めてきたようだ

銀臥「おはよう、シグナム」

シグナム「え………?」

寝ぼけた様子のまま驚くシグナム

シグナム「あ…るじ?」

銀臥「ああ」

シグナム「………あぁ!」

何かを思い出したのか顔を赤くするシグナム

銀臥「少し聞きたいんだが、何で俺のベッドで寝てるんだ?」

シグナム「そ…それは………」

どんどん顔を赤くさせるシグナム

シグナム「あ…主が眠るのが怖いとおっしゃっていたので、その、共に眠ればそんな思いも緩和させられるのでは?と思い………その………」

なるほど

言われてみるといつもより寝起きが清々しい

ここ最近、過去の事を夢で見るせいか寝ても疲れが溜まるばかりだった

が、今日はそんなに疲れが溜まる感じはしていない

銀臥「シグナム」

シグナム「…!」

俺の顔が真面目になったからか体を硬直させるシグナム

銀臥「ありがとう、おかげでいつもよりも気持ちよく眠れた」

シグナム「あ…」

良かったとばかりに安堵する

銀臥「けど、できるだけしないで欲しい…俺も男だ、女性と寝ているのは精神的に…ちょっとな」

シグナム「あ、その、すいませんでした!」

シグナムは漫画やアニメでしか見ない"顔が真っ赤になり頭から湯気がでる"というのを実際にやってみせ、部屋から猛ダッシュで出てゆく

銀臥「………本当にありがとう、シグナム」

去っていったシグナムを見送りながら呟く

side銀臥 end

sideフェイト

フェイト「大丈夫、シグナム?」

朝起きて外に出ると顔を真っ赤にして物凄い速度で素振りをしているシグナムが居た

あまりに顔が赤く、そしてもはやちゃんと振ってるのか心配になる程速い素振りに心配になり声をかけた

シグナム「!………て、テスタロッサか」

フェイト「何かあったの?」

シグナム「と、特になにもない!」

と叫び素振りに戻る

明らかに様子がおかしい

まるで何か恥ずかしい事があったかのようだ

シグナムが取り乱す程恥ずかしい事が起きる何て早々ない

けど、その取り乱す様子が第六感なのか女の勘なのかどちらに働きかけたのかはわからないがある一人の人物が思い浮かんだ

で、ちょっといじわるしてみようと思い

フェイト「あ、銀臥!」

と、さも銀臥が居るかのように言ってみた

すると

シグナム「!?」

スポーンと音でも出そうな勢いで素振りに使っていたレヴァンティンが飛んでいった

あ、木に刺さった

シグナム「あ、主!?」

と明らかにガチガチになった

この反応って………

フェイト「嘘だよ」

と言うと

シグナム「テスタロッサ…貴様」

と死神もスライディング土下座し謝りそうな形相になった

フェイト「銀臥と何かあったんだ」

シグナム「っぐ………」

いたずらっ子みたいな顔でシグナムに言ってみると悔しそうな顔をする

新鮮な感じだなぁ

シグナム「主と何があろうとお前には関係ないだろう?」

というので

フェイト「あるよ」

即答で返した

シグナム「何?」

フェイト「私は銀臥が好き、ううん私"も"だねシグナム?」

シグナム「………ああ、私は主を一人の男性として愛している」

だとしたらこう言うのが正しいのかな?

フェイト「負けないよ?」

シグナム「譲らんさ」

戦闘でも互いを好敵手と認め合う二人は別のことでも好敵手になるのだった

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