小説『魔法少女リリカルなのは-神の気まぐれで転生したオレ!?-』
作者:ココアパウダーご飯()

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前話から更に約二年後

sideフェイト

フェイト・テスタロッサです

今、私立聖祥大附属中学校二年生兼管理局員をやってます

現在、仕事もなく学校で授業を受けているんですが

銀臥「すぅ……すぅ……」

隣で銀臥が熟睡してます

授業中なのに何で寝てることを咎められないかというと

私立聖祥大附属中学校に入学した時に、校長室に行って校長先生に

「用事で授業を抜けることや授業中に寝てることがあると思うのですが三年間テストで全科目95点以上出し続けるので黙認してください」

って言ったらしいです

ただその時、親御さんからの嘆願書もあり仕方なく黙認することにしたとのことです

そして銀臥は今日まで満点のみを出してました

頭いいなぁ、銀臥

でもそんな風にしていればクラスから孤立するのが普通のはずなのに

銀臥「田中、この本面白かった。また何かおすすめ貸してくれ。それと、これ」

といってクラスメイトの田中君に借りていただろう本と別の本を渡した

銀臥「俺のおすすめ推理小説だ」

田中「ありがとう、いつも思うけど紅月くんのチョイスに間違いはないよね。前借りたのすごく面白かったし」

銀臥「あれは俺も気に入ってるんだ」

と本の貸し借りをしたり

女子「紅月くん、ここ教えてくれない?」

銀臥「ここはこのページに書いてある式の応用で解けるから――――」

男子「紅月!次の授業でここ出るんだけどわかんねぇ!教えてくれぇぇぇぇ!!!」

銀臥「少し待て、こっちを教えたら教えてやるから」

と男子女子両方に勉強教えたりして孤立どころか中心近くに居ると言っても過言ではなかった

昼休み

アリサ「ギンガ、一緒にご飯食べるわよ」

銀臥「了解」

アリサが銀臥を誘って銀臥、なのは、私、はやて、アリサ、すずかの六人で昼食を食べてます

フェイト「授業中寝てる回数増えてるけど無理してない?」

銀臥「割としてる、仕事が多くて正直学校辞めたい」

眠そうな表情のままそう答える銀臥

なのは「そんなに!?」

はやて「やっぱり佐官は違うんやな〜」

すずか「佐官?」

アリサ「佐官って少佐とか大佐の佐官?」

すずかとアリサが私達に聞いてくる

はやて「え〜と今、三等陸佐やっけ?」

銀臥「いや一等陸佐」

なのは「いつの間にか物凄い上の人になってる………」

アリサ「一等陸佐ってどれくらい?」

はやて「こっちでの階級で大佐くらい」

アリサの質問にはやてが答える

すずか「うわ〜凄いね!」

アリサ「信じらんない」

その階級の高さに驚くすずかと怪しいと銀臥を見るアリサ

フェイト「次会った時に少将になってたりして」

と冗談で言ってみただけなのに

銀臥「来年あたりに昇格試験するって言われてる」

全員「………」

軽く言われた言葉に驚きを隠せなかった

銀臥が物凄く偉くなるまであと一年…

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