小説『伝説の武器(笑)、創りますか?』
作者:ディアズ・R()

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第九話





糸と対物ライフル(アンチ・マテリアル・ライフル)を創ってみた。

糸の概念。
スキル、【自在操作】【感覚共感】【自動防御】【拘束術】
下位の概念、【集中力上昇】【精神集中】
中位の概念、【切断】【魔力無効】【魔術無効】
上位の概念、【不滅】

糸を出せる腕輪型です。
【自在操作】は、見えないほどの細く、決して切れない糸を無限に出し入れできる。
【感覚共感】は、付加した物に視覚、聴覚情報を追加して、付加した物がある場所なら何処でも見て、聞くことができる。
【自動防御】は、危険な攻撃を自動で防御する。
【拘束術】は、相手を縛るスキル。
どんな縛りかは、使ってからのお楽しみ。
【精神集中】は、あらゆる感覚が鋭敏になる。
【魔力無効】は、触れた相手の魔力を封じることができる。
【魔術無効】は、触れた魔術を無効化する。
糸を出している時、自分は魔術及び魔法が使えない。

対物ライフルの概念。
スキル、【貫通】【拡散】【銃弾生成】【直感】
下位の概念、【魔力上昇】【魔力回復速度上昇】【常時魔力回復】【集中力上昇】【軽量化】
中位の概念、【気配遮断】【気配察知】【魔障壁】【思考加速】
上位の概念、【不滅】【必中】

折りたたみ式だ。
【貫通】と【拡散】は、そのままの意味。
【銃弾生成】は、魔力を使って銃弾を創り続ける。
【軽量化】は、ただ軽くするだけ。
【気配遮断】と【気配察知】は、そのままの意味で、気配を消すことと知る事が出来る。
【魔障壁】は、魔力を使う代わりに障壁を纏うことができる。
上級の魔術をくらっても、一回は防げるぐらいの硬さ。
【思考加速】は、一時的に思考を高速で働かせる事によって、あらゆる動きがゆっくり動いているように見ることができる。
使いすぎると頭が痛くなる。
最悪、吹き飛ぶ。
加速の劣化版というよりは、加速の思考版。
【必中】は、スコープに相手をいれて、引き金を引けば当たる。
素人でも、ゴル○13並みの腕前に!
防ぐことは可能。

どうだ!
すごいだろ!
糸の名前を神糸の結び目(クルスティア)
対物ライフルの名前を絶望を与える神銃(グレイブス・ガンズ)としよう!
カッコイイだろ!

「こちらは没収です」

……メイドさんに、グレイブス・ガンズが没収された。
あぁ、俺の主力兵器が……メイドさん酷いお。

しくしく……頑張ったのに……メイドさんの意地悪。
……危ないから説明書でも作るか。
うん、怪我したら大変だし。


・・・・・
・・・



視点・メイドさん

まさか、ミーシャ様がこんな物を作るなんて……お嬢様が、大事にしたがる理由もわかります。
こんな物を作れると知られたら、兵器開発の為に連れて行かれてしまいます。
お嬢様と一緒に、ミーシャ様をしっかりと守らなくては!
とりあえず、コレ、どうしましょう?

「……」
「……?どうかしましたか?」
「こ、れ」

ミーシャ様から何かの紙を貰いました。
なんでしょう?

「それ、の、使ぃか、た」
「そうでしたか……ですが、私が使ってもよろしいのですか?」
「……ん」

小さく頷くミーシャ様。
……なんでしょう、とても保護欲をそそられます。
なんとなく今日はミーシャ様と一緒に寝ることにしました。
……やっぱり可愛いですね。


・・・・・
・・・



メイドさんが、良く話し掛けて来る様になった。
来るようになったんだけど、このまま家にいると貞操が危ない気がする。
一人暮らしとか絶対嫌だけどね。

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