小説『伝説の武器(笑)、創りますか?』
作者:ディアズ・R()

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第六話





姉上が帰ってきた。
いろいろ質問された。
そして、一緒に風呂に入ることになった。
おまけで、一緒に寝ることになった。
……何故?


〜森の工房〜


我が家の近くにある森に建っている工房に来てみた。
髭モジャのおっさんがいた。

「なんのようだ?」
「……使って、ぃ?」
「……邪魔はするなよ」

そう言うと自分の作業に集中し始めた。
許可が出たので、隅を使わせてもらうことにした。
姉上の剣が砕けてしまったので、その代わりでも創ろうと思っている。
何故か姉上が家に着いて、鞘から剣を抜くと砕けていた。
かなり落ち込んでいた。
何やったらあんな風になるのだろう?
そんなこんなで完成した。
黄金に輝いてる美しい剣。
運命のセイバーさんが使う、エクスカリバーだ。
ついでに鞘としてアヴァロンも創った。
まあ、形だけ似てるレアな剣だ。
本物の様な神秘性は無い、と思う。

スキル【真名開放】【風王結界】【換装】【空破斬】【加速】【魔力開放】【直感】
下位の概念【攻撃速度上昇】【筋力上昇】【素早さ上昇】【魔力上昇】
中位の概念【切断】
上位の概念【精神感応】【不滅】【選定】
エクスカリバーの概念はこんなんだ。

スキル【瞑想】
下位の概念【回復速度上昇】【魔力回復速度上昇】【常時体力回復】【常時魔力回復】【集中力上昇】【魔術無詠唱化】
中位の概念【魔法反射】
上位の概念【次元結界】【不滅】【選定】
アヴァロンの概念はこんな感じだ。

【真名開放】は、魔力の八割を使う代わりにが出せる。
【風王結界】は、武器透過やら、攻撃やらが出来る。
【換装】は、ネタとしてセイバーさんのあの戦闘服になれる。
【魔力開放】と直感は、セイバーさんが持っているのと同じ。
【魔術無詠唱化】は、そのままの意味で、あらゆる魔術を無詠唱で放てる。
やろうと思えば、上級の魔術も無詠唱で使えるようになる。
これが一番強いような……気もする。
【魔法反射】は、魔力を消費し、一定時間あらゆる魔力を使った攻撃を反射できる。
【精神感応】は、使い手の心しだいでいろいろ変わる。
【不滅】は、けして壊れない武器防具になる。
【選定】は、選ばれた人以外に使うことが出来なくなる概念だ。
選ばれた人が持つと羽のように軽くなり、選ばれて無い人は持つことが出来ない。
地面に沈む。
これで、姉上以外が使うことは出来ない。
気付いてないことがあるかもしれないけど、気にする様な事はなさそうだ。
【次元結界】は、アヴァロンの真名開放を使えば発動できる。
あらゆる害のある攻撃を反射、または、消滅させる。
完成したので、姉上のところに持っていく。

「ぁり、がと」
「フン……暇になったらいつでも来い」
「ん」

意外といい人だ。
これが噂のツンデレ親方。
意外と渋い。
そういえば、なんて言って姉上に渡そう?

-7-
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