小説『殺人鬼・友達としての使命』
作者:夜御()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>





殺人鬼:平気で人を殺す残忍な人間を鬼にたとえていう語。


殺人鬼を辞書で調べるとこうなる。


だが、全ての殺人鬼が残忍な人間という訳ではないのかもしれない・・・・


あの少女のように―――










        
「や、やめろ!やめ、」



ザクッ!・・・・ググチュッ!!



「ギャアアアアアア・・・・・っ!!!!!!!!!」




ドサッ!
グチャッ!










「・・・・・・・・」














もうそこには怯え、叫ぶ”人間 ”はいない。


そこにあるのは壊れて二度と元に戻す事の出来ない”塊 ”


その塊から溢れ出す赤い液体


そしてそれをただ見つめ続ける殺人鬼(少女)



少女は”誰も居ない ”この場所で一人呟く



「本当、人間ってつまらないよね。汚いし」




そう言って少女は



















笑っていた












-2-
Copyright ©夜御 All Rights Reserved 
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える