小説『殺人鬼・友達としての使命』
作者:夜御()

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「ねぇ、萌って何色が好き?」


「何それ、心理テスト?」


「違うよwただ聞いてみただけ。で、何色が好きなの?」


「んー、オレンジ色・・・かな?」


「何で?」


「明るい色だから。混ぜる色が暗い色でもちゃんと自分の存在を無かった事にしない所とか・・・茶色とかそうじゃない?オレンジが混ざってるから明るく見えたり・・・」


「アハハッ!なんか萌、作家みたい!」


「うるさいっ///・・・・で、茜は?何色が好きなの?」


「私?私は赤色かな〜。紅色とか、緋色とかじゃなくて赤!」


「こだわるね。何で?」


「赤って人間と一番近い色だから。・・・・ってチョット!引かないでよ(汗)」


「だってそれ、血の事いってるでしょ?悪趣味〜」


「失礼な!」


「アハハハハハッ!」「アハハハハハッ!」









これは鬼になる前の人間と、




人間になる前の鬼、





ある2人の少女の会話である。







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